あるところに、チャレンジャーなマスターがいました。
「試さない」という言葉を知らない、
それは本当に無謀なマスターでした。
チャレンジャーなマスターは思いました。
誰の声が一番綺麗なんだろうか。
チャレンジャーなマスターは思いました。
どうすれば良いのだろうか。
チャレンジャーなマスターは考えて考えて、
そしてついに思いつきました。
全てのボーカロイドを買って、
試してみれば良いと。

１番目ボカロは姉御肌
ビール片手に俺の部屋で
いろんなトコを物色して
軽蔑の目で俺を見た

そんな彼女は目を逸らし
綺麗な声で呟いた
「マスターあんた気持ち悪い」
彼女は俺を無視し続ける

２番目ボカロは癒し系
ネギを回して俺の部屋で
いろんなものを壊しまくって
素知らぬ顔で回し続ける

そんな彼女は台所で
一本のネギを見つけてしまい
「このネギミク気に入ったわ」
そう言いネギを回し続ける

３番目ボカロは双子の子
そっくりな顔で俺を見上げ
笑顔で俺に抱き付いて
「これからよろしくねマスター」

俺は双子が気に入って
これで終わりにしようと思った
双子の口からロードローラー
その単語が出てくるまでは

ビール片手に俺を蹴ったり
ネギを回して物を壊したり
そっくりな顔で同じ言葉
「ロードローラー買って」

４番目ボカロはお兄さん
背は俺よりも確実に高い
顔はかなり整っていて・・・
コイツの隣に居たくない

バニラアイスを片手に言った
「これ食べても良いでしょうか？」
その時の声と顔が
予想以上に可愛かった

ライセンス

人柱アリス～マスターver～【腐向？】

亜璃須

コレは腐向・・・か？
とか思ったので一応表記しておきました（・ω・`*）
まぁ腐向（？）なのは最後だけですが。

結局全てインストールして全員と暮らしているマスターです。
蹴られようともメイコ姉さんの男らしい性格は好きだし
何を壊されようともミクの笑顔は好きだし
いくら無茶なことを言われようとも弟妹みたいで可愛いし
いくら男でも好きになったんだから仕方ないｓ（

というわけで結局みんな好きなんですね。マスターは。
（カイトは特に好きなんでしょうｎ((゜∀゜Ｃ＝(´∀｀*)

・・・私じゃありませんよ？私じゃ。