単純なまま募っていく
君との世界の言葉で

夢の中覚めぬなら
いっそ願っていよう

なんて

あれはいつかの夏だった
ある日君はここに居なくって

何も言えなかったまま
離れ離れていた

そんな運命なんてたった一つの
心臓ばっか止まって

凪いで

増えすぎた僕らの願いはきっと
夕景に消えてしまったんだそうさ
あんなにも眩しかったのはまだ
夢みがちでいられたから

忘却の果てでもこのままでって
叶わないものばかり描いて

それでも君がいいんだ

届かないのを知っていて
まだこんな歌を歌っている

それでいいんだとつぶやいた
また強がったまま

あぁだからきっと声が出なかった
後悔ばっか数えて

なんて

今の僕なら言葉をそっと
かけてあげられてたのかなって
こんなことを言ったのならきっと
君は僕を怒るだろうな

思い出のかけらを集めて
涙を流そうとしているんだ

「僕も連れて行って」

夢の向こうで会えたなら
もう一度手を握って
二度と離さないように
出来るだろうか

あぁきっと出来やしないやだって
今此処にいないのだから

空想の類を見つめて
いっそ
信じ切ってしまおうかだなんて
少し言いすぎたかなそうさ
僕にそんな勇気なんてない

失ってしまうのが怖くてもう
何も言葉が出なくなっていた
それでも君がよかったな

一人啜り泣く夏の夜

孤独を言い訳にして今すぐ君に会いに行こう

次は見落とさないように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ヘリオトロープ 歌詞

閲覧数:29

投稿日:2024/04/16 01:18:27

文字数:611文字

カテゴリ:歌詞

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