世界は眠る真夜中の庭
星屑ひとつ頬張り飲み込む
誰も知らない迷子の行方
差し伸べる手を探す入口

  モノクロームの月明かり 
  目眩を誘う影法師
  揺らぐフラグメント 
  欠けたパズルのピースが埋まらない

  確かな名前失くし漂う中で見つけて

  砂の上刻むメッセージ どうか私に気づいて
  【声を殺して叫ぶ】
  開かない窓を叩いてる どうか私に気づいて
  【連れ出して、手を引いて】

虹の入り江に花を浮かべて 
白亜の空に叫ぶオフェリア
滲むインクが滴る手紙 
白紙の絵本無言の目録

  空宙ブランコ ロープ切れて 
  投げ出された答えを拾う

  寂しいお姫さまはガラスの靴に焦がれて

  爪先で描くお呪い 霧をまとって踊るの
  【白いドレスを紡ぐ】
  指先で風を切り裂いて 一人舞台で踊るの
  【アルデバランを飾る】

氷の海に閉じ込められた 
硬玉の城 銀色の街
静かの海にさざめく音は 
沈んだ船のささやかな声

  遠くに招く声は私が歌うサヨナラ

  水銀の水面凍りついて 眠る世界は真夜中
  【まだ泣かないで、今は】
  混沌を混ぜて飲み干して 願う世界は真夜中
  【永遠の少女になる】

世界は眠る真夜中の庭 
星屑ひとつ頬張り飲み込む
誰も知らない迷子の行方 
差し伸べる手も届かない場所

  もし夢の中で目覚めたら どうか私に気づいて
  【私はココに居るよ】

夜に包まれ小さな部屋は
眠りの沼を漂う小舟
影に呑まれて息をひそめて
眠りのうちに内に還るの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

おやすみ、ベアトリーチェ

もし夢の中で目覚めたら

『真夜中庭園』に続くお話かもしれない

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投稿日:2014/10/21 00:48:12

文字数:658文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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