
月読
作詞作曲:KAI
唄:結月ゆかり KAI
宵闇綴じ込む天鏡
煙羅を抜けて
佇む人影 黒帽子
眩瞑(げんめい) 削げる現世
流れ落つ砂の音は
褪せ逝く過去の光
掬う手の限りは
一縷の道となりて
空染める月夜
滲む時を数えて
飢(かつ)え童子は 血に堕ち絶える
絡繰 刻々(ちくたく)
過去未来を全て
呻く影の黒
廻る 砂の雫
暁光切り裂く空の檻
戦火を焼べて
揺らめく骸の街
暗転 歪む黄昏
天穿つ眩む円(まる)は
未来(あす)往く水主(かこ)の光
救い手の飾りは
一縷の道を指して
空染め食む黒
翳む闇を束ねて
酔えど醒めずに 錦糸(きんし)は解けた
漸漸(やくやく) 煌々(きらきら)
惑う標は暈けて
潜む啓示の夜
巡る 三世の糸
空満つる月夜
滲む時を重ねて
神楽童子は 地に満ち詠う
絡繰 刻々(ちくたく)
過去未来を統べて
眩む憂いは軈て
廻る 砂の雫
巡る 三世の糸
果てる 辿る月よ
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