失いたい色(Instrumental)
或る日 先生は僕に言いました
「もっと綺麗に描けないのか?」
僕の大好きな色を重ねて
描いたその絵は美しくないですか?
いつか誰かにきっと何処かで
認められると思っていた
僕の正義が報われる日を待ち望んでいた
探し求めて手に入れた色は異質に輝ける
望まれなくて失いたい色だったの
無闇に振り翳した仕様もない幻想論
僕の思う正義なんかまかり通らないよ
完成した作品も「らしさ」も全部
滅茶苦茶にしよう
望まれた色を塗りたくられるように
或る日 先生に僕は問いました
「正しい色って何色ですか?」
きっとその問いに正解はないと
ずっと誰よりわかっていたのに
答えそのまま丸写しした夏休みの宿題
頭の悪い僕には「答え」が必要だった
最初からこんな色使わなきゃよかった
そんなことばかり考えてしまうようになった
「失いたい」「向き合いたい」
「愛したい」「赦したい」
ぐちゃぐちゃになった
濁った感情で明日も生きてゆくよ
無闇に振り翳した仕様もない幻想論
僕の思う正義なんかまかり通らないよ
完成した作品も「らしさ」も全部
滅茶苦茶にしよう
望まれた色を塗りたくられるように
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