またあの香水の匂いがする
ああ 今日も同じ電車だ
初めてそれを知ったのは
入学式の次の日かな

階段昇っていくとどこかで
同じ匂いがした
立ち止まって探してみたけど
見つけられなくて

駅から自転車乗るとすぐ
ああ やったヤバいパンクだ
「どうした?乗せてってやろうか?」
声がしてすぐにあの匂い

遠慮げに背中を捕まえて
ガタガタ道をゆく
そんな朝に私は
恋をしてしまいました


ああ1秒でも長く
この時よ続けと願い
恥ずかしげに門の前で
降りてありがとうと言った


先に角を曲がった彼を
じゃあ と見届け階段昇る
その日から何度か一緒に
並んで自転車こぐ朝

サッカー得意だと言って
また自慢する彼の話を
聞いてるこの時が幸せ
もう好きが止まりません


ああ明日に待ち焦がれ
この時よ過ぎよと眠り
朝がきて電車がきて
乗って何話そう?悩んだ


「あの子、かわいいよね」
ただ息止まる指さす先は
唯一の新しい友達
息が出来ない苦しい

彼に似合う色白美人
まあそうだよね私なんかね
すぐに二人は意気投合
私はキューピッドで


今日 7月7日
18時にあの堤防で待ち合わせ
「俺、告白するよ」言う彼に
無理した笑顔で「がんばって」

ああ 今頃二人は
この天の川の下で結ばれて
明日から私はどうすれば
それでも私は彼が好き


諦めるよ
幸せになってほしい

彼の匂いを感じる度に
涙があふれてくるけど
虹を見上げて堪えるから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

7月7日

閲覧数:27

投稿日:2019/04/09 03:34:24

文字数:618文字

カテゴリ:歌詞

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