逆さ吊りの傀儡(マリオ)たちが
唄い出した真っ赤な月夜に
瞳を閉じ願い馳せた
水底にはさざめく
闇が手招き
声が溺れた

止め処ない流れに身を任せれば
踊る様に浮かんで誘う彼岸花
微笑が自嘲へと歪んでいくを
観賞していたは仄暗い波紋


音を立てて崩れてゆく
理想という名前の廃墟に
遺してきた刹那がほら
此方を見て狂うよ
弛む 憂鬱
沈む 溜息

渦巻いて幻惑 もう戻れない
霞みゆく視界は嘘と同じ色
侵食は原色 醒める紅
花弁が散らされ輪郭を暈す


呼び声が聞こえる 僕を呼んでる
泡沫が途切れた ソコに静寂

見上げれば現世 遠退く意識
最期に見たのは揺れる彼岸花
侵食は原色 醒める紅
花弁が散らされ輪郭を暈す
微笑が自嘲へと歪んでいくを
観賞していたは仄暗い波紋


+++


さかさづりのまりおたちが
うたいだしたまっかなつきよに
ひとみをとじねがいはせた
みなそこにはさざめく
やみがてまねき
こえがおぼれた

とめどないながれにみをまかせたら
おどるよにうかんでさそうひがんばな
びしょうがじちょうへとゆがんでいくを
かんしょうしていたはほのぐらいはもん


おとをたててくずれてゆく
りそうというなまえのはいきょに
のこしてきたせつながほら
こちらをみてくるうよ
たゆむゆううつ
しずむためいき

うずまいてげんわくもうもどれない
かすみゆくしかいはうそとおなじいろ
しんしょくはげんしょくさめるくれない
はなびらがちらされりんかくをぼかす


よびごえがきこえるぼくをよんでる
うたかたがとぎれたそこにせいじゃく

みあげればうつしよとおのくいしき
さいごにみたのはゆれるひがんばな
しんしょくはげんしょくさめるくれない
かべんがちらされりんかくをぼかす
びしょうがじちょうへとゆがんでいくを
かんしょうしていたはほのぐらいはもん

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

赤の水葬

【埋没作】
魅月祐@壊音様 http://piapro.jp/t/k9Ux へ応募。


タイトルの「赤」、出だしの「マリオ」で某配管工を連想した方……(自分もですけど;)
彼とは何の関係もありません!

閲覧数:119

投稿日:2011/11/20 17:25:56

文字数:778文字

カテゴリ:歌詞

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