「ミク。」

「何?」

「好きだよ。」

「いきなりだね。」

「…何か言いたくなったから。」

「そっか。……私も好きだよ。」

こんな幸せが、ずっと続くと信じていた。
でも………








アナタが消えてしまった。








「…カイト。」

名前を呼んでもアナタは返事をしてくれない。

「会いたいよ…。」

二度と叶わない願い。

「私、笑えないよ…。」

アナタが最期に言った言葉。

『君の笑顔が好きなんだ。だから、笑ってくれ。』

涙でグシャグシャの顔で、笑うなんて無理だ。

「会いたいよ…。」





















「ミク…。」

自分の前で大切な人が泣いている。
それなのに、俺は何も出来ない。

「俺だって会いたいよ…。」

それは叶わない願い。
君は泣いたまま。

「…ミク。」

無意識に名前を呼んだ。

「……カイト?」

「!?」

返事があるとは思っていなかった。

「俺の声が聴こえるのか?」

返事はない。

「…カイトがいる訳ないよね…。何言ってるんだろう…馬鹿みたい。」

また目に涙を溜めて俯く。

「っ、」

思わずミクを抱き締めた。
こんなこと、意味が無いことはわかってる。

「…笑ってくれ…。それが俺の希望だから…。」



胸の中に閉じ込めた。
あの大切な笑顔を。



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Hope

今回は「Hope」の自己解釈です。
やっべ…スランプか…?


ゆよゆっぺ様すみませんでした。

閲覧数:177

投稿日:2011/08/07 15:33:39

文字数:584文字

カテゴリ:小説

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  • 禀菟

    禀菟

    ご意見・ご感想

    悲しい…
    ミク、俺がいるy(お前じゃダメだ

    悲しさに定評のあるゆよゆっぺさん(言いたかっただけですすいません

    2011/08/07 21:00:50

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