「ミク。」
「何?」
「好きだよ。」
「いきなりだね。」
「…何か言いたくなったから。」
「そっか。……私も好きだよ。」
こんな幸せが、ずっと続くと信じていた。
でも………
アナタが消えてしまった。
「…カイト。」
名前を呼んでもアナタは返事をしてくれない。
「会いたいよ…。」
二度と叶わない願い。
「私、笑えないよ…。」
アナタが最期に言った言葉。
『君の笑顔が好きなんだ。だから、笑ってくれ。』
涙でグシャグシャの顔で、笑うなんて無理だ。
「会いたいよ…。」
「ミク…。」
自分の前で大切な人が泣いている。
それなのに、俺は何も出来ない。
「俺だって会いたいよ…。」
それは叶わない願い。
君は泣いたまま。
「…ミク。」
無意識に名前を呼んだ。
「……カイト?」
「!?」
返事があるとは思っていなかった。
「俺の声が聴こえるのか?」
返事はない。
「…カイトがいる訳ないよね…。何言ってるんだろう…馬鹿みたい。」
また目に涙を溜めて俯く。
「っ、」
思わずミクを抱き締めた。
こんなこと、意味が無いことはわかってる。
「…笑ってくれ…。それが俺の希望だから…。」
胸の中に閉じ込めた。
あの大切な笑顔を。
コメント1
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ご意見・ご感想
禀菟
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悲しい…
ミク、俺がいるy(お前じゃダメだ
悲しさに定評のあるゆよゆっぺさん(言いたかっただけですすいません
2011/08/07 21:00:50