「・・・財布もあるし、携帯もあるね。 よしっ!お母さん 行ってきます」

「ちょっと、ミク どこ行くの?」

「リンとデパートに行くってこの前言ったじゃん」

「あぁ、そうだったわね。行ってらっしゃい」


∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮

「やっぱ日曜は人多いねー・・・」

「リンは すぐあっちこっち行くんだから はぐれないようにね」

「ええっ!?そう??」

「・・・うん(笑)」

「ねぇねぇ! あの洋服見てみようよー!」

「あっ!ちょっと、リン――!」

リンを追いかけようとしたけど 体が動かなかった。


体は動かなかったけど 口からは言葉がでた。






「・・・・・・・・・・・あれって・・・レン―――?」




私の目にとびこんできたのは レン








と 笑っている一人の女の子。

私の知らない子だった。

レンも楽しそうに笑っている。


『初恋は実らない』


そういえば最近読んだ本に書いてあった。

私の目から まだあたたかい涙があふれ ほほを伝った。


――――私の涙はもう出ない  全部流した。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

私の涙はもう出ない 中編

続きです。

閲覧数:68

投稿日:2011/11/18 17:53:20

文字数:482文字

カテゴリ:小説

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  • 梅 

    梅 

    ご意見・ご感想

    終章楽しみにしてるからねっ!

    2011/11/18 21:28:31

  • 梅 

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