遠くで聞こえた声が
断末魔に聞こえた
たしかに笑い声だったのに、
あれは誰を嘲う声?
それとも最期の空笑いかな?
空を舞うカラスがやけに五月蝿い
嗚呼、嗚呼、唯の追悼か
やってらんないと空を見上げた
灰色の雲が圧し掛かってる
黄色い声が上がる
赤いライトが見えた
空から雫がおちてきた
頭がなんだか重いなぁ、
ちょっと睡眠欲に駆られた
家に帰ったら早く寝よう、とか
考えながら、崩れ落ちた
行き交う人がブレて見えて
カラスの羽根が降ってきた
笑い声が泣き声に紛れて
赤い水溜りに吸い込まれた
嗚呼、なんだか身体が重いなぁ、
雫が空から降ってきた
嗚呼、カラスが五月蝿い
黒い羽根が視界を遮る
嗚呼、誰の追悼歌?
嗚呼、僕の追悼か。
コメント2
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ご意見・ご感想
砂野
ご意見・ご感想
あの事件は本当に痛ましい事件で、
私もこれを書いた時は、事件が起こるとは思っていなかったので、本当に吃驚しました。
2008/06/19 00:31:41
次郎柿
ご意見・ご感想
もしかして「通り魔」で作詞とかやってないかと思ったら、本当にあったので驚きました。
投稿日は事件前だから、予見したわけではないだろうけど、詩のイメージはすごい合ってます。
2008/06/18 22:56:27