ねぇ あの日の夢
星に閉じ込めたの
いつか動き出す螺旋を
バツの悪そうな顔して
笑った風の気まぐれ
覚えているでしょうか?
白い階段を跳ねるよう
駆けた一瞬に似た夢
触れそうな震えた指先
知らんぷりして
隠した想いに怯えながら
軽快な音が聴こえる今宵
この心 躍る白兎のワルツ
何気なく 今なら夢の続きに
手が届くのでしょうか?
壊れた硝子の破片になっても
微笑んでいただけますか?
月明かり射す赤い蕾が
泣いて枯れてしまう前に
手を取って 覚束無いステップ
踏み出したら終われない
そんな綺麗な夢を見たいわ
酔わせて溺れ死んでも
構わないだなんて言わせて
美しい罪を着せてさしあげるわ
逃げられないように
終わることのないように
今宵 あなたに赤い花を…
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