他人(ヒト)に愛される妄言で　削りに削られガランドウ
「君の所為だ」と人刺す指　「嫌い」に込めたら立ち去った

そんな　ココアの午後

君に愛される造言で　浸りに浸って「幸せよ」
唇乾いて満たされる　笑った誰かを知らないけど

きっと　それでいいの

嘘も飽和　お腹一杯　満たされたのに
空いた隙間に疑問符

背中合わせに伝わらないなら　背中合わせのままでいい
何処にいたって満たされないなら　探しになんて行かないわ
名前を呼べば君がそこにいて　そう、まだ君がいてくれて
何もしないのに薄れていった　抜けた力を取り戻せない


脆く破られた女の子　暗く暗々泣いていた
嬉し涙の近い未来　渡世に易しい色に成る

語ったアナリスト

君に愛される妄言で　慣れた舌出し無表情
足りない何かを知りたくて　試しに嬲られてはみたけど

何も分からなくて

恋の飽和　底に開く穴　気付かないまま
空いた隙間を心で潰した


背中合わせに伝わらないなら　背中合わせのままでいい
何処にいたって満たされないなら　探しになんて行かないわ
冷たくなった後ろへ振り向く　消えた温度は跡も無い
何もしないから薄れていった　消えた君さえ取り戻せない

名前を呼べば君がそこにいた　そう、君がいてくれたのに
何もしないから薄れていった　消えた君さえ取り戻せない

足りない心の埋め方も　知れないままに独りきり
満たされないまま思い出す　潰した心の隙間