嘘に嘘を重ねて何も見えなくなった

道化師みたいにせいぜい笑えよ

ボロボロボロボロ剥がれだした本音を突き出して

呼吸困難、声は喉の奥、未だここで震えております

飛び出す寸前殻に籠る二酸化炭素は

恥ずかしがり屋のあの子みたいに勘違いした滑稽な真実

歪んだ正義さえも正しいと主張する

理想の嘘が充満した日常に疲れた頭が

いつか頬笑みさえも外してしまったあの日

小さな声でただ言った

「僕はあなたが嫌いです」












ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

蚊帳の虫





虚言症の君だけがよく知っている君




閲覧数:112

投稿日:2010/08/10 11:45:15

文字数:226文字

カテゴリ:その他

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