紅く濡れる君のその手で
僕を殺して
ありふれた日常を消し去るため
君は僕を振り切った
冷たい目をする君の叫びに
気付くこともなかった
光の隙に映る
陰を祈りに変えて放つ
I swear…
蒼く揺れる僕の眼に
君の足跡を焼き付けて
君が望むなら 僕のこの手を
血に染めたっていいから
懐かしい君の笑顔を
もう一度見せてよ
ありふれた日常を取り戻すため
僕は君を追いかけた
だけど距離は遠ざかるばかりで
背中も見えなかった
黒い波間に響く
鈍い残響音を辿る
I pray…
闇に浮かぶ君の姿が
翳り 滲み 夜へ消えてく
嘆きの祈りで この身が朽ちても
僕はかまわないけど
蝕む荊が僕に言う
もう朝は来ないと
いつか僕らは出会う
荊のその先で
たとえ終焉であろうと
きっと…きっと…
紅く濡れる君のその手で
僕を貫いて 声を聴かせて
血に染まる指と指強く絡めて
違えた約束を交わす
僕と君はもう離れない
嘆きの祈りで
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想