雨が降る夜の道を
朦朧とした意識の中
ふらついた足で歩いてた
子供の時に出来た心の空洞(アナ)
今ではもう大きくなりすぎて
胸の中は空っぽで
それを満たしたくて毎夜外をふらついてる
夜の風は気持ち良くて
バイク走らせ それを求める
まわりの雑音と共に
消して 忘れさせて
この心の空虚(アナ)を
降り続ける雨 頬を伝い
まるで涙みたいに見えるんだろうね
泣けない自分の代わりに空が泣く
ただ静かに いつまでも
いつも通りバイク走らせ
空っぽなトコ忘れたくて
夢中でハンドルきっていた
迫ってくる灼白の光
気が付いた時には もう手遅れだったみたい
宙に身体が浮く感覚
痛みと共に来る音楽(オト)が
心の空白(アナ)に突き刺さる
ヤメテ 触レナイデ
本当の心に……
その痛々しい音楽 苦しくて
人の気持ちをなんでアンタが知ってるの?
言えない自分の代わりに音楽が言う
ただ哀しく いつまでも
So real.
抑えてきたのは自分の心
“繋がりが欲しい”という自分の本音(ココロ)
淋しくて堪らない毎日を送り
それを振り切るように走らせた
それで事故ってたら世話ないね
でも おかげで“アンタ”に出会えたから
So clear.
初めて“生きたい”そう想った
子供の時に出来た心の穴を
“アンタ”なら埋めてくれそうだから
直感信じていきたいよ
さぁ 瞳を開けて
今度こそ 自分の足で歩いていこう
外の風は気持ち良くて
久しぶりに出て歩く
昔の日常とは違ってる
今は傍らにずっとアンタがいる
降り続ける雨 頬を伝い
まるで涙みたいに見えるんだろうね
そしたらアンタにこう言ってあげる
“アンタが一緒にいてくれるから”って――
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