振り向かないで 目を開けないで
ゆるやかな青に埋もれていたい
こじ開けないで 手をかけないで
不確かな振りに伏しては増えていく
ゆらゆら 長い糸
その赤が繋いでいる
壊れかけた心音に
くらくら 惑わされて 溶けていく
薄すぎる水色じゃ 息が出ない
顔を覆うための腕なんて持ってないから
さまよい出たらそれが最後
だから深くで泣いている
たとえその体が虹色に輝いても
誰一人にも見つからない
そうでなければ 災を呼ぶから
追いかけないで 根を抜かないで
静やかな青に沈んでいたい
追い立てないで 音を上げないで
穏やかな檻に落ちては終えていく
ふらふら 長い糸
その赤が繋いでいる
絡み合った感情に
ちらちら 眩まされて 蹲る
軽すぎる空色じゃ 生きられない
口を覆うための声なんて持ってないから
浮かび上がればそれが最後
だから深くで塞ぎ込む
たとえその体が虹色に輝いても
その光には照らされない
そうでなければ 彩が散るから
顔を覆うための腕なんて持ってないから
誘われたならそれは驕り
だから深くで泣いている
瞳覆うための意思なんて持ってないから
彷徨い出たらそれが最後
だから深くで塞ぎ込む
口を覆うための声なんて持ってないから
手を伸ばしたらそれは囮
だから深くで 隠れて
言葉交わすための耳なんて持ってないから
浮かび上がればそれが最後
だから深くで消えていく
たとえその体が虹色に輝いても
海の底には導けない
そうでなければ 祭が病むから
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