もっと全部、全部
知りたいと思う言葉の意味さえ
君のいない夏が来るたびに
頭によぎるから

きっと全部、全部
忘れてしまえばすべてが終わると
分かってはいるのに未だに僕は
言霊に縛られる

夢に見た"ひと時"が、ほら狂わせる
嘘でもいいから手放したくない
いつも願っても叶わない恋してばかり
幸せなんてものは空想だ

言って、今は好きと言って
言って、僕は君しかいない

もっと、もっと強く

嘘だ、今は好きと言って
嘘だ、僕は君しかいない
言葉が空回りしている

もっと全部、全部
知りたいと思う心の内さえ
君のいない夏が来るたびに
思い出に刺される

きっと全部、全部
忘れてしまえばすべてが始まる
分かってはいるのに未だに僕は
感情に縛られる

お互いに好き同士だ、という奇跡
街中はそんな神様だらけ

願っても叶わないなら
それは過去に置いてく全部
このまま動けずに腐るのなら、いいや

もっと全部、全部
知りたいと願う言葉の意味さえ
次の年の夏が来るたびに
頭によぎるから

きっと全部、全部
分かってしまえばすべてが終わると
君のいない夏を感じるたびに
色濃く残っていく