「その鶏は函谷関の?」 言ってやりましょドヤ顔で
「このウソツキ」ってだけよりも 気が利いてるでしょ?

ひけらかしたい気持ちは 正直わりとあるけど
通じることがまず嬉しいの 君ならピンとくるわよね

「夜の鶏ならば!」
「そうきたか!」って手を打ってよ
それでこそ やりがいがあるわ

知っているだけじゃ入口止まり
どう生かすかが腕でしょ 真価を見せてあげるわよ
洒落た受け答え 当意即妙に
知的興奮分かち合ってよ それが楽しいんじゃないの


鶏の声巧みに真似て 朝の合図を装って
関所を開けさせたっていう 故事があります

感心される分には 悪い気はしないけれど
「詳しいね」って見上げられても 本当は物足りないの

「鳥のそら音とくれば?」
「逢坂の関も開きますか?」
それでこそ 張り合いがあるわ!

知らなくちゃ立てないスタートライン
足で蹴って飛び出して 追いつ追われつで走りたい
機知に富む会話 丁々発止と
打った分だけ打ち返してよ それが楽しいんじゃないの!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

62.知的遊戯を存分に!

夜をこめて鳥のそら音ははかるとも世に逢坂の関はゆるさじ(清少納言)

※「ノベルアップ+」及び個人サイト「篝火」でも公開中。

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投稿日:2022/04/16 20:30:15

文字数:438文字

カテゴリ:歌詞

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