のどけしや 昼下がり
駆けてゆく 子供らは
花落つる 石畳
いつぞやの 夢の跡

ゆきゆきて 振り仰げば
咲くや 高砂の花霞
面影 通り過ぎた
道ゆきも 懐かしげに
今や 過ぎゆく時


かすみ雲 たなびいて
急く子らは 家路つき
たそがれに ひらひらり
舞い遊ぶ 花の跡

暮れゆきて 仰ぎ見れば
月や 花冷えの宵明かり
ささめき ふと見やれば
古(いにしえ)の街灯りや
今は 過ぎ行く世に


ももしきや たぞ爪弾いた
楽の音も さやかに (春ぞ)
花と散るらむ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

追想

題名をつけました。makoto(ロカルツP)様、ありがとうございました。
古都の春をイメージしています。

閲覧数:67

投稿日:2020/03/09 20:07:41

文字数:234文字

カテゴリ:歌詞

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