【A1】
気が付いていた　弱い自分を
まともな振りで隠して

嘘に塗れた　虚像の中で
違う何かを　まだ演じてた

【B1】
美しいままに　シニカルな程に
歪に凍らせて

溶けることのない　仮面の上からも
変わらずに愛してくれますか

【S1】
進め　進め　瞳の向く先へ
続け　続け　生命が終わるまで

例え　例え　期待に裏切られ
夜の闇に呑まれ過ぎても

【A2】
苛ついていた　弱い自分に
言いたい事も言えずに

飲み込んできた　その一言が
胸の奥底を　掻き乱した

【B2】
もどかしいままに　吐き出した想い
息の根を止めたら

美しくもない　抜け殻の隣に
花束を添えてくれますか

【S2】
崩せ　崩せ　にやけた仮面まで
殺せ　殺せ　昨日の自分まで

変われ　変われ　孤独を抱き締めて
夜の闇を追い越して

【S3】
いつの間にか　光が見えなくて
何もかもが　痛みに閉ざされて

掴みかけた　願いに裏切られ
夜の闇に呑まれ過ぎても

――――――――――――――――――――――
以下、平仮名。（内は１音で２文字です）

【A1】
きがついていた　よわいじぶんを
まともなふりでかくして

うぞにまみれた　(きょ)ぞおのなかで
ちがうなにかをま　たえんじてた

【B1】
うつくしいままに　しにかるなほどに
いびつにこおらせて

とけることのない　かめんのうえからも
かわらずにあいしてくれますか

【S1】
すすめ　すすめ　ひとみのむくさきえ
つづけ　つづけ　いのちがおわるまで

たとえ　たとえ　きたいにうらぎられ
よるのやみにのまれすぎても

【A2】
いらついていた　よわいじぶんに
いいたいこともいえずに

のみこんできた　そのひとことが
むねのおくそおを　かきみだした

【B2】
もどかしいままに　はきだしたおもい
いきのねをとめたら

うつくしくもない　ぬけがらのとなりに
はなたばをそなえてくれますか

【S2】
くずせ　くずせ　にやけたかめんまで
ころせ　ころせ　きのおのじぶんまで

かわれ　かわれ　こどくをだきしめて
よるのやみをおいこして

【S3】
いつの　まにか　ひかりがみえなくて
なにも　かもが　いたみにとざされて

つかみ　かけた　ねがいにうらぎられ
よるのやみにのまれすぎても