玉風東風

冷たい雨は単調なリズムで
あなたと私に降り続くの
心の奥に小さな水たまり
二人夢の行方を映して
夏の前の思い詰めてた顔が忘れられないよ
メールも届かないの？
ひとしずく
涙から始まった　この寂しい長雨だけが
歌うの本当の事　「恋は終わらない」
あなた想う気持ち　真っすぐ落ちてきた奇跡が...

【１】
パリパリのエクレア
高尚モンブラン
踊る小人　プティ・ガトー
とろけるような　ミルククリィム　あまいあまい・・・
【１＋α】
赤いストロベリー
キウイ　パイナップル　
アクセントに　フルーツを
めざめるような　鮮やかな色　...

（レン）
【サビ】
手と手をつないで
君といるこの時と　踏み出した今こそ　本当の世界
一緒にいよう
君に会えてよかった
（リン）
【Ａ】
僕がうまれたこの世界は
けして綺麗じゃない...

くるくるまわる　くるくる踊る
レコォドの音　合わせて
レン：変わらぬ笑顔と　
リン：変わらぬ衣装で　
いつまでも舞う二人
レン：黒曜石の舞台（ステージ）で　
リン：終わりという言葉を知らず
レン：いつからこうしているのか
　　　　　　　　　　リン（いつからこうだったのかしら）
リン：誰かが置きざりに...

C1
僕はわかる　君は悪魔
ほら黒い羽が見えている
知ってるんだ　本当の姿を
A1
君のピンクいろの唇は我が儘ばかり
そんな瞳　向けたってわかるよ
反省の配色を忘れたプログラムミス
止まる事を知らない怒り
B1...

＜サビA＞
丸ごとの世界用意して　君を待っているんだよ
１３７億年経った今　君の部屋に開いた
新しい扉が
Ａ
人の数ある出会い
とても憧れる言葉だけど
足早な日々の中　旅人になれないね
Ａ’
出掛けるときはいつも　...

初めて見た雨が　不思議だったね
どうしてこんなに　空は　悲しいの？
そう言って君は僕に寄り添った
降り続ける雨は　冷たく悲し気で
窓越しに見る僕らも　不安になって
君の腕の温かさが　大切だった
いつも明るい空は　あんまり優しくて
見上げる傷ついた人の　心を癒そうと
きっと沢山の悲しみを　吸い込んでい...

＊＊＊
旅人はある町でこんな話しを聞きました
この先の森の奥の奥、
さらに深く分け入る場所に　数千と生きてきた　
大樹
そしてその下に広がる、地上の天国
精霊達が憩う、
森の都があると・・・
＊＊＊
A...

人に出会うたび
埋まる心のどこか
優しさと　温かさ　急がない時の流れ
人に出会うたび
なくす心のどこか
不安と　切なさ　伝わらないむなしさ
何もない空を見上げて
空白の心を満たす
白い雲の欠片が
ぽつんと浮いてる...

月が　渡り　影近く　空彼方　歌う　歌姫（ことり）
箱（おり）の　中に　収まらぬ　この想い　秘か
許されぬ　この願い　幾重の時経とうと
祈ります　この願い　歌歌うたび
届いてますか　この歌は　硝子の向こうに
独り浮かぶ　月の影が　貴方の姿
夜は　静か　音もせず　銀の詩　歌う　歌姫（ことり）
寂し　歌は...

青空に広げた　両手いっぱいの
溢れ出しそうなほどの　この想いは
綺麗な色ばかりではないけれど　
私の小さな体　巡る動力
その全てが
貴方へと
導くから　信じてる
いつも通りだけど　同じ日々じゃない
季節と　共に私たちは変わっていく
彩りの花びら　眩しい木漏れ日に　寂しい月と透明な宇宙＜そら＞に浮かぶ...

忘れられた部屋の　奥にひっそり
埃まみれの椅子の　上にラヂオ
聞いているのは　棚の上の　人形
翠の髪を撫でるのは　すきま風だけ
静かに微笑む口と　硝子の大きな瞳　閉じる事の無い瞼は　白く光ってる
ラジオの曲は海の　向こうの音楽
切れては切れては　繰り返し永久に流れる
聞いているのは　棚の上の　人形
...

魂を呼ぶ声が聴こえる
魂を呼ぶ声が聴こえる？
風が何度もさらっていった声
何も信じようとしない　心の欠片を
冷静という名の情熱で
研ぎすましてきた　それは鋭利な刃物
言葉という　残酷なそれで
柔らかなものは傷ついていく
白く　白く
冷たい指が...

夏しか知らない真っ赤な金魚
雪を知らない無垢な尾を
ひらひらひらひら　水に踊らせ
青い水面に透明な粒をきらめかせ
浮き草の間をいったりきたり
そうして世界の果てにきて
向こう側をじっとみる
手のひらにおさまるほどの
その小さな世界の中で
人から見れば一瞬の時を...

四角い硝子の昆虫標本
きれいな色の羽の蝶達
黒地に鮮やかなパーフェクトブルー
燃えるような　紅いベルベット
完全な個体が生きてるように
永遠に留まる硝子の額縁（おり）
四角い硝子の昆虫標本
完璧なモノだけが選ばれる
永久に美しく飾られて
風の無い宙を舞う...