たま助の投稿作品一覧
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夜の暗い道 一人歩いてく
漏れる曲の音 星のファンファーレ
耳に装着ヘッドフォンの中
溢れ出してくリズムに合わせ
歩く歩調を 1・2・1・2(ワン・ツー・ワン・ツー)
行く宛なんて何処にもないよ
不意に上に顔を上げてみる
そこはまるで自由に作られた
心惹かれる光の塊
歪なボク以外のステージ...fanfare
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思う事は容易くて 切り出すことは難しくて
私は知ってる その答えを
何故ならそれは私だから
誰でもない 私だから
いつでも どこでも 知っている
何故ならそれは私だから
私の中の世界の矛盾 私の中の住人の喧騒
理由を私は知っている
私の世界 私の心
実に小さく そして脆い...戯れ言
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陽射しの束を潜り 影踏み遊んだ夏の日
裏腹な心に知らないふりをして
また僕らはあの坂を登る
入道雲を駆け抜ける 飛行機雲を
指で辿って 僕らの未来は何処なんて
おどけた笑顔を見せた
夏の香りがするよ 手を伸ばして確めてみる
作ったものをまた崩してく両手で
くすみの無い空なんて 僕は似合わないね
煌め...夏坂
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今年もこの季節になって
また振り出した銀の糸
空と地面を繋いだ細い糸
色の無い私を色付ける様に
その糸に色が付くよ
手を伸ばして空と繋いで
君の所まで行けたなら
あの色の橋を渡って
君の所まで行けたなら
そんな想いさえ包み込むような...小糠雨