帰国しました

　
　
リーチェ　マーリャ　ソーリトゥア
ソーティ　アーリヤ　アロウラー
リーイヤーー
　
ナーヴィの声が鳴り渡る大地に
息衝く民は緑深きを吹き抜ける
千年の帳　垂れこめる天蓋（に）
息衝く民は青深きを抱き眠る...

　
　
　永遠の都市と名付けられた廃都に息衝く、謎の生命体。
　導かれるままに進んだ先には、巨大なオベリスク。
　触れた瞬間、脳裏に流れるのは今はなき人々の記憶だった。
　
※
　
　――とある星の第二王女が奇妙な病に罹った。
　それは第二王女が触れたものが皆、硝子になってしまうという病。...

　
※自身のブログ内の文章を転載
リーチェ　マーリャ　ソーリトゥア
ソーティ　アーリヤ　アロウラー
リーイヤーー
★
　
ナーヴィの声が鳴り渡る大地に
息衝く民は緑深きを吹き抜ける
千年の帳　垂れこめる天蓋（に）...

　
　
　――とある星の第二王女が奇妙な病に罹った。
　それは第二王女が触れたものが皆、硝子になってしまうという病。
　星一番の名医さえ匙を投げ、王女はやがて記憶を消された後、星流しの刑に処される。
　王女が流された星は、緑深い、生命溢れる星だった。
　
　
Music:元就　mylist/3260...

　
　
　Lam Tinamit -永遠の都市-
　
　
　永遠を約束された筈の都市が、文明が、何故滅びてしまったのか。
　
　その理由を誰も知らない。
　
　

　
　
　
毀れて拡がる藍銅鉱
からっぽのカンバスで
悲しきを咀嚼する
　
溢れて拡がる透石膏
うすっぺらのシナプスで
美しきを咀嚼する...

　
　
　青いクジラは　そら嘘つきで
　まっすぐいっては　星を食べる
　青いわたしは　そら泣きむしで
　めいめいとしては　零している
　
　
　ひぃふぅみぃの青白い呼吸が
　まっさかさまに落ちこむわたしを...

　
　
　イツァムナ・アハウ　与えたもう
　
　赤き空　ケツァルの声　響く
　
　イツァムナ・トル　恵みたもう
　
　空と大地　繋ぐ　雨を
　...

　
　わたしの翼が朽ちたのは　ここで足を濯ったから
　嫋やかな檻にとらわれて　盲目なる星回りに堕つ
　
　亡くした孤独が惜しかろと　どこまでもうそ甘く笑う
　さながら生きたままの埋葬　この手は誰が為に縋る
　
　おぼえたのはあなたをころすおと
　おぼえたのはわたしをころすゆめ
　...