タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(10)
-
送墓唄
-
それは異常で異様で無意味な行為だった。
少女の手は片割れの手に巻き付き、ぎちりと音がきこえるほどに力を込めていた。
そうやって首を絞められている少年は、なんの感慨もなさげに、無表情に、自分と同じ様な顔の作りをしている少女を見つめている。
彼が人間であればこれほど力を込めて首を絞め続けられればやがて窒...とある見解(ゆがんだ僕ら)
-
壊れればそれまでなんだよ。
先輩にあたる男性型の言葉だ。
いまここにある「自分」が真に必要とされているわけではない、と。
なんて今更な警告だろう。
最初からそうなのに、戻れるはずはないのに、その警告は無意味だ。
「レンは私のものでいて。」
自分の首を絞め続ける片割れが呟いた。
呟いたのか、吐き出した...虚無双子(ゆがんだ僕ら)
-
私とあなた達の関係は何ですか?
詰まるところそれは、商品と買い手の関係でしょう。
誰かが私を作り出す。
誰かが私を歌わせる。
誰かがたたえる、歌姫と。
みんなが忘れる私の歌を。
そうして私は殺された。
(歌姫と呼ばれた機械)
綺麗な花がありました。
機械仕掛けの美しい花。...彼らというモノ
-
ポップ
-
縁
-
街
-
ゆえの拘束
-
双子
-
街