作品一覧
その他
オンガク
硝子越しの柔らかな 午後の日差しを受ける人 きらりきらりと輝いて 僕にはそれがただ眩しい 胸を焦がした熱情を 差し向けたとて意味はない 貴方の睫毛は涼やかに 伏せて僕など目もくれない その涼やかなかんばせに ひとたびそっと口づけて...
氷菓子恋歌
生まれおちるその前は 一面の黒の中 貴方を待ちわびていた 扉の鍵を持つ貴方を 手を放されるそのときは また闇に還るのかと そう思っていたけれど 真実はもっと残酷だった 真っ白な部屋で 真っ白な僕は...
After Enter Key is Pushed...