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8月の夜のことだった。
確か、月が出ていた。
薄暗い路地裏でアイスを食べた。
やけに甘かった。
ふと飛んできた雪虫が、口の中へ入ってきた。
途端、妙なほろ苦さが
世界中に広がった!
真冬の空は澄んだ赤色で
草木も枯れるほど、暑苦しい。
やけに生温い北風が、湿った雪を降らせた。...ゆきむし
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頭ん中ずっとショートしてるの
だってさ!わたし何もないじゃない!
被害妄想で起こるそれは
スパゲティプログラム
きっと「わたし悲劇の主人公だ」なんて小洒落た台詞は似合わないし
承認欲求の塊?加工でどうにかなる顔面?そんなのないから仮面を被った
画面上では人気者気取りだった
本当の自分じゃまともに話も...スパゲティプログラム
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空を飛べたらさ、ちょっとだけ、まだ消えない傷を誤魔化せるんだろうけど
そんな努力すら私はしないから
気球に全てを委ねて生きてる
一瞬地獄に落ちていく
どんな可能性も無駄になるように暮らしてる
どうせ、どうせって俯いたまま歩く
「この曲好きじゃないんだよね、最後には救われて」
そんな批評も多数の護衛に...星になれなかった
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何が見えるの?
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仄暗い