トジマリの投稿作品一覧
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睡眠と夜更け
A
独りで夜をまた生きている。
僕以外が寝静まった朝、
声だけが部屋に反射して、
ただそれを眺めている。眠れずに。
B
夜が来るたびに思い出してしまう。
何も変えられないこと。
いつかの諦めも。...睡眠と夜更け
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酷い朝なんだ
君は居ないし何故か泣いてる
窓を過ぎる風を
全部詰めたみたいな気分だ
いつも同じ言葉
「正解」なんて決まっている
限られた音だけ並べても
思った通りになんて
たとえ幾つ言葉を知っても
言いたいことは1つだけなのに...言葉 歌詞
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A
眠れなくて君を呼んで、
散々駄々をこねて抱きしめた。
君が寂しいのも知らずに、
僕ばかりが言葉を吐かせた。
「もうやめて」なんて言えずに、
せめてもの「ごめん」も無しで、
黙ってる。君の温度は、何度だろう。
B
言葉だけ、真似してみようとも、...止められない時間について。
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A
知らない話の途中で、
微かに笑う君の頬。
掠れた声で呼び止めた。
何かを言おうとしていた。
B
その時だけなら、なんでもいい。
「寂しい」の埋め方を教えて。
S
最終列車を逃して、...埋められない感情について。
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哀哭
A
他人の関係がどうだとか
決められはしないだろ
何度朝が来ても
言葉は纏まらない
この曲の歌詞だってさ
どうやっても変わらない
勢いで書いたんだ
酷いって笑ってくれよ...哀哭
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A
乾いた足音立てて
知らぬ道の背を踏んでいく
渦を巻いて舞い散る髪が
取るに足らぬ塵を攫っていく 気にもせず
B
ささやかで透明な 哀しみを
壊さずにいれたなら どんなにいいだろう
S
過ぎた事を悟った途端...トルビオン
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最低な夜から逃れて
いつも吐いていた 嘘の黄色さを嘆く
咲き乱れて 散っていっても
確かに君は白いリリー
ねえ、今、振り返って
確かめてみたい
白い肌艶 誇るように
頭をあげて
朝が来て知った そんな夢も
ひたすらに気づかぬ振りで...リリー
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A
錆びた 手のひらの傷
透明な 背の色に
迷って逃す昨日
恥じるように ただ明日も
吸いとった 君の足音
混じる 蝉時雨
いつか無くなるもの
走るように 追いかけて
B...過去吸
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A
あぁ、もう
何もしたくない
あぁ、もう
静かにしていたいだけ
あぁ、もう
何も言いたくない
あぁ、もう
いいよ あちらへ行って
そっか 僕は少しだけ...追い風を追う
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環状線に沿って
今日は端までいく
降りた乗り換えて
澄んだ 道のむこう
A
帰り道を蹴って
炭酸 揺らすグラス
見たくない話
本当の終点駅
境界線去って...歩道橋の上は雨
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A
小さな森にある
古びた小屋でぼくらは
気球を見つけたんだ
きみはぼくらの仲間だ
B
視界良好 風向き良好
おやつをリュックに詰め込んで
気球に火を
S...遊泳気球隊
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ミズタマ
A
夕に溶ける 後悔と
あの日の 遠い影
ゆるやかに 落ちてゆく
水たまり 終着点
飴玉のような甘い
重い想い思い出
君がいて 僕がいて
そういうのって いつまでだ...ミズタマ
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A
流れ出したブリッジ
また日が変わっていく
君の手を握りしめ
喧騒の波をくぐる
散らばった歯車を
蹴飛ばし整地する
君が酷く躓いて
傷がつかないように
B...ラジオ街に哀を
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A
僕ら 今銃を 構えて
明日の 扉を叩くんだ
窓の 向こうには
暗い暗い 曇り空があるんだ
B
もう一度
夢を描き 持ちたいんだ
全て 打ち消されてしまった
足は もう歩き疲れちゃってさ...paradise改定案