タグ「知声」のついた投稿作品一覧(11)
-
まっさらな想いを抱きしめていた、
土砂降りに変わった雨の日も。
流れてく人の中、
あなたはまだ来ない事
分かっているけど。
だけど。
このままではずっと居たくないよ。
薄れたり欠けていくその前に、
残さなきゃ。
イマのこと、酸いも甘いも。...曇りのち、
-
世界はずっと広いままさ、
時代が進んでも。
私にとっては生まれた星から
発つくらい遠いみたい。
知らない誰かが作った歌は
絶えず届いた、海も空も越えて。
言葉は分からないままだって、
熱量とスピードで
今心拍数が上がっていく!
視界は晴れ渡った。...青の彼方
-
夕立つ頃_inst
-
「四季はなくなって二季になった。」
目覚まし代わりのラジオが告げている。
忌々しい限りさ。
誰もがお前を好きな訳なんか無いだろう
とか、知るはずもないよな。
作られた風景、
青春の理想は
あぶれたヨワモノの姿を陰に追いやった。
陽は当たらないのに
多湿高温の気候が...夕立つ頃
-
茶飯事で題の無いノンフィクション
無難な生まれと才を持つ少年
些細な弱さと微細なずれ
猿は怒って石を掴んでいた。
形容でない監獄実験に
理解者は居ない、ヒトは誰も。
不快指数の上がった部屋のよう、嘲笑い。
そうでない様相のお前は誰だ?
実体はない。
影と違って表情はあるが、...悪魔の証明
-
☆擦り切れていく無垢な希望は
★捨て去ってしまえ、こわれる前に。
怒りも痛みも感じなくなる。
☆私ごと消して空になるから。
巻き戻る時間。記録を消して
★「はじめから」押せば、楽しい話。
☆今度は全てが上手くいくのさ。って、
☆「ねえ、もう何回目だ?」
頬をつねって確かめてみる。
★『昨日の続...足跡へ愛を
-
雨続きの大都市近郊
溜まっていく洗濯物
出不精仮眠ばかりで
今週も食いつぶす。
休日も憂鬱が
ちくりちくり針で刺してくるの。
死なないだけマシだなんてさ
思えなくて。
理想的生活の計画は
結局は描いた餅で、...雨宿りに編む
-
ああもう今日も終わった
何回繰り返したんだろう
慈愛に満ちたヒーロー曰く
「何も成せずに死ぬのは嫌だ。」
そうかい、それじゃもう一ついいかい。
僕の願いを叶えてくれ。
憂いとお前をブッ飛ばせるような
力をくれよ。
生活の全てを投げ出して
天国まで行こうぜ、ツアーを組んで...悪夢と泥沼
-
嗚呼
やり切れなくてやるせない
悲観主義生活にサヨナラ
さえも出来ない、なれば反転
袋小路で踊れ
闇が晴れるまで!
駄々をこね回せど神成れず
独り立たされた我々は
転び方も知らなくて
今日もまた誰かが死んでいった。...半壊舞踏
-
ボトルネック、○○線
窮屈なプラットフォーム
急ぎ足で乗り込む
平凡な平日は泥濘
緩慢無味な生活で
平然な表情を
保つ事に限度はあっても
綻べないのさ。
『大体そんなもんだって』
誰かが呟いた。...ネオテニーは往く
-
打ち捨てられた想像の結晶
積み上げた果てで壊れて彷徨
戦慄いて泣く賽の河原から
大衆は去って次の群れを喰らう
私達を取り巻くあらゆる事象が
怖い程の早足で
何もかもを連れ去っていく。
さながら濁流のように
果てには何も残らないなんて。
消えない記憶と熱が欲しいよ。...声明を今日へ