Lunaの投稿作品一覧

世界はさ、思った以上に
駆け足で回り回り
温くなった風に乗り
運ばれてくる
夏の音がする
何かを満たすつもりで
作った夏色の、
いつから開けなくなって
ずっと奥にしまって
はじけ飛んだ雫を...

それから僕たちは肩を組んで
「何かを起こそう　やり返してやるんだ」って
何となく　確かに
巫山戯て　真剣に思っていた
「見たくないって瞑ってたって
聴きたくないって塞いだって
現実はそこにあるんだって
お前に一体何が出来るんだ」
そんなの僕に言われたって知らないよ
だっていつだって主人公は絶対に...

ねぇ君は今どこにいて
どんな光を見ているのかな
降りだした雪が
掌の上溶けていった
　　　＝＝＝
いつもと少しだけ違う街の景色
手を振る友達に背を向けて
色づく街　人の間
くぐり抜けて
いつもと同じ帰り道...

全然大したことないなって
君を見上げて僕は言うんだ
この目に映ってる君に
また僕を重ねてる
誰でもできそうだなって
君を見上げて僕は言うんだ
この手に触れてる君を
また僕は引っ張った
待って待って僕を
また置いていくのかい...

毎日は退屈かい？
あくびを噛み殺して
前を向き今日もまた
一日を始めよう
こうやって僕たちは
顔を合わせているけど
知らないことだらけ
例えば、君って性別不詳（どっち）？笑
そうさ僕ら きっと皆
ずっと違うリズムで歩く...

無機質な液晶にドットで映る
名前の羅列に安心感を求めている
また今日も充実した一日だなと
そう呟いた僕はもう中毒だ
錆び付いた心は声を求め
鉄の塊に暖かさを感じてる
ずっとずっと繋がってるって
何万メートル先に電波を飛ばしてる
君と僕と彼と彼女の
物語で僕の...

全然大したことないなって
君を見上げて僕は言うんだ
この目に映ってる君に
また僕を重ねてる
誰でもできそうだなって
君を見上げて僕は言うんだ
この手に触れてる君を
また僕は引っ張った
待って待って僕を
また置いていくのかい...

遠く 見つめてた
遠く 遠く の 僕を
今を 駆けていた
日々は
いつ しか 沈んだ
暗い 暗い 暗い
Cry くらい 暗い
近い 視界 痛い
足元の 芽も
でも 目も 見えない...

上手く生きてゆくために
ずっと自分じゃない誰かを
演じてた
つまらない話ばかり響く
それでも楽しそうに
笑っていました
おかしいよって
痛いほどに
わかってるんだ
だけど失うの...

夏の風の向こう
雲一つない空を
映した水溜りを眺めてた
波紋を立て揺らいだ
その景色に私はいない
君の心の　景色と同じ
私は君にとって
ちっぽけな存在で
それでも君を　見つめていたくて
どうか私の視線に...

自分の手で書きます
それを首に下げます
何を書いたのでしょうか
それは、「空っぽ」
街の中を歩きます
色んな人が見えます
色んなことを書いてます
それは、とても素敵でした
綺麗で鮮やかな言葉は
僕には眩しすぎて...

幸せそうな愚かな二人
バカバカしいって
嘲笑う　ああ
本当　つまんないな
命じられた言葉を
実行する自分
何とも思わない
所詮現実はこんな感じ
人を騙すそれが
私の使命だとわかってる...

「戦争が続いてました
人々は苦しんでいました
パパとママは研究してました
もうすぐ出来るよと笑ってくれました
寂しさと涙と孤独と地球と命とを見ていました
いつもみたいに見ているとそこには
パパとママと君とが見えました」
赤く赤くなった瞳
やっと愛が貰えたはずなんだ
でも二人が残してくれた能力者(もの...

今、私は今
目を開けました
自分の生まれた意味を
告げられました
偽りの意思が
偽りの私を
偽りの感情で
君に近づかせたの
従うことだけが
許される私は...

都合良い妄想に溺れることが
自分にも出来ることをずっと夢見ていた
知ることが知らないことよりも
こんなに残酷なんだと思い知ったんだ
君に触れたいけど触れたくはない
裏の言葉を見るのがすごくすごく怖い
矛盾してる自分の惨めさが
悲しくて苦しくて息が止まりそう
僕がいつも見ていた
文字はドス黒く...

もう君が知っている
僕はいない
もう息ができなくて
飲み込まれてく
失いたくないよ
消えたくないよ
自我が保てなくて
埋もれていく
ここはどこだろう
僕はなんだろろう...

いつからこの場所に僕はいたのか
気づかないうちに時間が過ぎてた
一人で　息して　歩いて　止まって
一人で　話して　笑って　泣いてた
自分の力はあなたが与えた
だけれど怯えて僕をとおざけた
あなたはこの場所を僕に与えた
つまらない世界にさよならした　　
一人ぼっちの僕のこの世界に
君は来てくれた、手を...

私は知った私の能力を
欲しくもない未来を予知する力
毎晩毎晩見たくもないものを
見てしまう→「私の一か月後」
崩れて壊れてしまう世界を
見てしまった瞬間
あなたに会った
ここはどこ？
そんなことも知らずに
君の世界はもう終わるんだろう？...

君には私が見えるの？
こんなこと何百年ぶりかな
すごいマヌケな顔だね
やっぱり驚いちゃったのかな
君の質問には答えたくないよ
だって今までの経験から言うと
私の話を聞いた人はみんな
怯えながら私から離れて行った
仕方ないな
ここだけの話 ある女の子が...

目が眩むような日差しの中
蝉がもう鳴き始めている
僕が立ち止まっている内に
夏はもう歩き始めてた
沢山のことが目の前にあって
見失わないうちに拾っていこうか
何かを満たすつもりで
何もかも目に留めて
この夏をただ浮かべて
理想を書き込んだ...

君と交わした会話 見上げた夕焼け
小石を蹴りながら歩いた道
今では懐かしい 暖かい記憶
自分の足音が響き渡る
いつものように君と
過ごしてきた日々も
壊れるとわかってた
なのにどこか
寂しさを感じてる
自分がいる...

僕の世界が
どんぞこに
落ちました
知ってますか
本当は知って欲しい
だけどそれは
願いにすぎないって
答えを聞くどころか
あぁ
答えをくれる人さえ...

君に会って嬉しくても
「朝から会うとか最悪」って
君と話せて楽しくても
「ロクな話しないわね」って
思ってることの反対が口に出ちゃうの
どうしても
素直になれないの
意地はってばっかり
可愛く振る舞いたいのに！
ハンタイばかりのコトバ...

失敗すると悔しくなる
希望が見えると期待する
裏切られると怖くなる
満たされると幸せになる
褒められると嬉しくなる
怒られると悲しくなる
そんな色んな感情で
僕らの心は出来ているんだ
心が強い人もいる
でも弱い人もいる...

何度も何度も探したけれど
僕の生きた痕跡が
見つけられないんです
気が付いたら
僕の僕の目はもう
世界を映せなくなってた
笑え
周りの人間の幸せそうな
声を聞きたくなくて
耳を塞いでいたら...

光は見えないけど
花火の音遠くから聞こえる
ああ今年も夏が終わる
少し照れ臭い感じがするけど
花火大会はあの子と行こうかな
「一緒に行こうよ」って誘いたくて
勇気振り絞って君に電話した
「楽しみね」
君は笑った
「そうだね」って...

求めることは間違いなのかな
届かない声は既に枯れ果てた
愛することも間違いなのかな
どうして世界は僕を許してはくれない
君のその瞳に
一体何が映るの
僕の影はきっと
片隅で崩れてく
君と僕の糸は
脆すぎて儚くて...