タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(10)
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意味が分からない。
初音ミクはただのクラスメートだ。長すぎる髪とその顔立ちで浮いてるっちゃ浮いてる。
俺もちょっとは可愛いなとは思ったけど別に好きではない。あえて言うならば"普通"だ。
……"普通"だった。
「クオくーんっ」
ドン、と背中にタックルしてくる例の奴。
ふわりと髪の毛が鼻をくすぐっていい...ナルシストな蝉:前編
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『ずっとミク姉が大好きでした』
こんなに短い文を打つのに10分かかった。
おかしいな、ただ素直な気持ちをぶつけているだけの事なのに。
打ち終わり送信するまでの時間…皆さんは察しられるであろう。
実は俺が想いを寄せているミク姉とは、隣の家なのだ。
そんなら直接言えばいいじゃない。
そんなことを双子の姉...始まる
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「暑いんだけど」
そう言いズカズカと俺の隣に座るミク。
「…その髪型じゃね。」
扇風機に揺られながら何十㎝も先まで続いているミクの髪を見る。
「クオくんなんとかしてぇーっ」
あ゛ーっと扇風機に向かって声を出す。
小学生みたいなことをやるもんだ、と軽く笑った。
て言うかそんなん
「髪切...暑い理由
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今日も暑いわねぇ、と近所のおばさんがホウキを持ちながら笑いかけてきた。
ミクは緑のツインテールを揺らしながら、そうですねと微笑み返した。
その揺れた髪に太陽の光が反射して、おばさんは眩しそうに手を目に翳しながら「いってらっしゃい」と元気な声をあげた。
逆光で光り輝くミクは、太陽のように目を細め...初夏の朝
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陸上部で使い込んだ、ボロボロで真っ黒のスニーカーを履いて、屋外なのに女子並みに白い肌。
白い肌に眩しいくらい良く合う金髪。
暑い日々は冷たい、涼しげな蒼い瞳に吸い込まれそうになる。
そんな鏡音くんをトランペット片手に眺めている私
「グミ」
親友のミクに肩を叩かれて気が付いた。
「わわっ」
ビックリし...頑張れ
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サラサラ、サラサラと
真っ白な紙に
黒い文字が書かれていく。
カリカリ、カリカリと
あたしのありったけの気持ち
ゆっくり書き出していくの。
「そんなことやるなら
直接言えばいいのに」
はた、何を言うのクオくん。
乙女の行為を無駄にするの?...手書きの気持ち
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「へ…くしゅんっ」
このくしゃみから始まった。
温かい日々が続く中、
急に暑くなったものだから。
くしゃみは寒い時と、誰かが
噂してるときだけだよって
昔メイコ姉に教えてもらったっけ。
でも寒くもないし、誰かが
噂してるようにも思えない。...cold
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「…何やってんのカイト兄」
温かい季節から暑い季節に変わろうとしていた時。
まぁ今はその中間の梅雨でジメジメしている時期だった。
ミクは、そのジメジメ感に負けないくらいジメジメしているカイトを見つけた。
リビングの片隅で体育座り.
青い髪に青いマフラー。
これらがさらにどんよりした雰囲気を漂わせてい...散々な梅雨の日
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『自分に自信を持って
…何が悪いの?』
同じクラスの初音ミク
授業中だの休み時間だの
構わずに鏡で自分を眺めている。
隣の席である俺は、いつも視界に入るから
うっとーしくなって言ってやった。
『このナルシスト!』
初音ミクはきょとんとしていた。
…でも流石にクラスで一番可愛いと...ナルシストは罪です
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「ミク姉ぇ…」
不意に名前を呼んでみる
青緑の長いツインテールがふわりと舞う。
「なぁに?レンくん」
にこっと微笑むミク姉の顔は、2歳違いだが少しあどけない。
可愛らしい笑顔だ。
「んーん、何でもない」
「あは^^変なレンくんっ」
その笑顔を、ただいつまでも眺めていたい。
独り占めしてみたい。...曖昧ハート