タグ「改変自由」のついた投稿作品一覧(4)
-
ひらり ひらり
散り行く桜
春夏秋冬廻りて候――
潔く散るが為
狂い咲いた我が恋の
行き先は知れずとも
枯れさせはせぬと抱いた
春の出会いは桜の香(か)
あなたの笑みを心に刻み
夏の行事は芙蓉の香(か)...春夏秋冬(ひととせ)
-
「最期まで一緒に」と
消えそうな白のあなたが微笑(わら)う
永遠(とわ)の眠りを待つあなた
どうか消えないでと両手合わせた
祈りの言葉は虚空(そら)に消えた
抱き上げて気付いた
貴女は前より軽くなり
星空(そら)の下で交わした
約束を思い出す
神よ あなたは何時までも...久遠の眠り(仮)
-
指を刺した針の【冷たい痛み(のろい)】に
寝入る【青緑の姫(わたし)】を【薔薇(そうび)】が包んだ
茨の【壁(ウォール)】の下で
【魔女の哄笑(わらいごえ)】は何時しか【魔女の後悔(なきごえ)】に
【王子の接吻(めざめのくちづけ)】は遠く
【時計の針(じかん)】ばかり過ぎ行く
【【双子の黄色い魔法使...茨姫の真実
-
夕焼けの空に
君は誰かを呼ぶ歌を歌う
要らないとはねつける癖に
寂しがりやの歌は
何時だって誰か呼んでる
その声に呼ばれたんだ
だからどうか
そんな泣きそうな声で歌わないで
やっと触れた だから次は
その歌を一緒に歌わせて...きみと歌う(仮)