タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧（22）

私のこの身体は私が思っていたよりも
ずっと少ない量しか抱えることが出来なくて
私の心も実はそれと同じで
他人から放たれた言葉の全てを持つなどおこがましい
先生が教えてくれた「お・は・し」は分かっても
あの子に言われた「気持ち悪い」は分からない
多くの人はきっと夢の中で棄ててしまうのだろうけど
ドジな...

八つ当たりばかりの世の中に祝福を
憎たらしいほど生真面目な信徒に絶望を
此処で生まれる全ての愛に致死毒を
語られることのない花束に忠誠を
偽りの名前　息を潜める怪物の食前
空は青く人々は抑揚のない笑いを描く
さて
君の望む続きは何処だ

君の幸せ
見つけてあげる
闇雲に進んだ人生が
君を確かに形作る
君の幸せ
些細なことも
触れずに捨てた選択も
みんな君を形作る
ほら
笑って　笑って...

明るい歌を歌おう
心が冷えてしまわぬように
もう一度思い出そう
明日が僕を待っている
寂しさは隠せないから
笑ってそれを受け入れよう
乾いた心に響かせよう
明日また起き上がる力を
夢がなくても良いんだよ
毎日精一杯だから...

何をするにも不器用で
だけど笑顔は可愛くて
ねぇきっと
ねぇきっと
私あなたが好きなのよ
だから聞いて
ひとつ聞いて
あなたとずっと笑っていたい
唇から溢れる白い煌めき
好き...

いつか来ることは解っていた
誰も逃げたりなんかしない
気付いているのに知らん顔して
ひどく大きな声で笑ってた
夢は描けず空白にした
進路は現在＜いま＞を希望します
澄んだ青空も煌びやかな星空も
僕には過分なキャンパスだった
きっとまだ夢見るコドモ
「もう大人＜よる＞よ」「後少しだけ」...

鳴り止まない鐘の音
届ける相手はいない
響かない彼女の歌声
心動く者はいない
飛び交う氷の弾丸
私を穿つ
遠くない未来
君は一人になる
希望の歌を罵る下郎
その喉元を引き千切る...

丸まるリズム　尊べメロディライン
エゴイスト笑う　ケセラセラ
甘えたネイビー　暮れ時シャングリラ
ヴォーカルだって二束三文
でも
曖昧な唄歌っても零れてる
最低な記憶だけを塗り替えて
声と魂だけを削ってる
自分なんてどこにもないのに
賭してるものに見合った...

言ってくれ
あんたの選んだ選択は間違っていると
言ってくれ
やりたい事は別だろうと
言ってくれ
自分にだけは嘘をつくなと
言ってくれ
正してくれ
戻れなくなる前に
まだ選び直せるうちに...

今朝は君より早く起きれた
アラームはじきになるけれど
そよ風が　さえずりが
君をギュッと抱き締めたくなる
まだまだ足りない　まだまだもっと
君に顔をうずめるんだ
何をするにも一緒が良い
何かをするなら同時が良い
空振りだって慰めてくれる
君の不安を取り払ってあげる...

削れない不信感　君を穿つ
性　本能　煩悩　葛藤　沸騰
アイスピックを持ってきて
ハワイリゾート大横断
煽れぬ首相　狂刃に伏す
性　絶頂　骨頂　吉兆　失調
カリスマだって速達便
燃える夕陽に花束を
ほら
順応　感性　マックス振り切る...

寂寥の海に落とされた君は
長い髪を揺蕩わせて沈んだ
そこは心地が良いようで
最後まで安らいだ顔を変えなかった
僕の声は聞こえたかい？
君は最期に何を思ったんだい？
眼差しに誰かを映したようだ
指先は誰かを求めたようだ
多分それは僕じゃなくて
なのに...

色　音色　集めてた
溶け出す仕草
踏みにじる
青は私の答えだよ
色　音色　心映え
煌びやかな舞踊
掻き毟る
赤は私の答えだよ
ほら
色と色　音と音...

右回り一回転
３６０度一回転
躊躇う 躊躇う
私は躊躇う
時計回りに大逆転
順当に進めて深夜零時
何もかもゼロにしてしまえば
また会う君に私は戸惑う
左回りに大回転
君はどこにも見当たらない...

狂った刃に侵された
主柱の軋む廃墟の雑踏
産声あげる悪魔の赤子
大衆に伏す細びた黒猫
嫌いと叫ぶ小鬼 餓鬼
投じた匙が頭蓋を射抜く
粗悪な金貨は地下で乱舞
夢にたかる死神リスト
君の順番だって
君の思うよりずっと早い...

対岸に佇む貴女と私は
手を取って歩くことなんて出来ない
あそこに行きたいと強く願っても
貴女と会えない 橋は架からない
悲しくて一人で泣いていた
何かないかと周りを見れば
沢山の人がいたけれど
貴女とそうであるように
橋がないから助けてもらえない
みんな最初は一人だったはずなのに...

人形遊び
君は僕を操る
人形遊び
君は僕を泣かせる
ほら人形遊び
神様が嗤ってる
君は一人で泣けないから
人形遊びに夢中 夢中
霧中 ここ何処って立ち尽くしてる
宇宙人形放っておいたら...

大声で泣きたいや
ただただ泣きたいや
周りの目なんて 気にせずに
泣けてたはず はずなのに
笑い過ごした 子供の頃と
疲れ溜め息 大人の今と
馬鹿なところは変わらないのに
思わぬとこだけ成長してる
「ガキみたい」って言われても
昔はムキになれたのに...

今日も続いた 教室の中
照れても暮れてる 曇り空
やいやはしゃいだ
君は金木犀 柑橘類の香り
秒針５度分の距離でも
合わさる笑い声 少し遠いな
かかとでリズム 黒板に熊
テストの話題はノータッチで
遊びが学び 無銭芸人
部活再開 出来には後悔 でも...

振り切っちゃって
逃げ切っちゃえば
結末に納得できるかも
心の全て代償でもさ
ダッシュして今すぐ
送信ボタンに指を添えて
ケジメか善がりかは神に丸投げ
欲張ったって
着飾ったって
結局それって片側依存...

一歩、近付いても良いですか？
もう少し近くで貴方を見たいのです。
だからそんな怖い顔をしないで、
笑顔でいてくれませんか？
私達、距離がありますよね。
貴方はこのぐらいが良いのですか？
貴方の声を聞く事もできないような、
そんな距離が、私は嫌いです。
一歩近付いても良いですか？
貴方に伝えたい事があ...

雨上がりで濁り雲
湿った空気の中を歩く
反転しだした町並みは
最後の水滴振り払う
ガラス混じりのチョコレイト
口に含んで血が溶ける
鉄の味さえ甘く変え
もうひとかけを指でつまむ
西から月が昇ったんだ
それを一億人が見ていても...