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蒼く澄み切った空
深く吸い込まれていく
やがて色めき始め赫く染まっていく
瞼を閉じて眠るただの一度も目覚めずに
僕はどこにも行かずそれを見つめていた
それはとても長く・・・
外は鮮やかに咲き街は歌い始めた
耳に届いた声はどれも聞き飽きた
そこかしこに溢れたモノは
ただ捨てられたゴミと同じ様に忘れ去ら...眠り姫
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眠り姫
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snow princess
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微かに響く心
「夢?」
光は満ちては消え 落ちる
咲き乱れた世界の影でゆらゆらと震えては霞む
明日訪れるあの光もやがて沈んでまた消える
それだけで・・・
ふわふわと浮かんで弾けたシャボン玉
うっすらと描いてた虹色の景色
変わらずある世界は
いつも確かな形を保っているように見える...陽光(ひかり)
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陽光(ひかり)
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破片
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空
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暗闇の向こうで誰が呼ぶ?
「無機質な声」
目の前に広がる一滴のにじんだ絵の具
もう描くことはない
それでもあの道で手を振る二人はどこかでなぞる
「憧憬」
ただひとつ・・・
抱きしめたひとつの意味の答えに気づけず
ただ流された日々にしがみつき悔いた・・・
届かない...破片(かけら)
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いつでも乙女の心はパズルより「複雑!」なの!
あたしに恋する貴方は
「いつでも目移りしてる!?」
こんなに近くにいるのに!
どうして遠くを見てるのっ!?
あぁ、まるで私なんて幻のようなの?
「お願い」
・・・聞いて?
あたしいつでもこんなに想いを打ち明けてるのにっ!
貴方のふわりとした素敵な笑顔・・...A<彼女の事情>B
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彼女の事情
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日の光の鮮やかな色が重なる並木道
澄んだ音の鳴り際で 一人で・・・
返す歌もなくて・・・
こっちを向いて微笑むだけ
「昨日までの夢?」
心だけはどうかこのままで
冷めた掌に戸惑う
頬に伝う声は 遠く便りのないあなたに届く言葉になる?
響き渡る歌声が空の彼方に届く様に
嘘のように晴れ渡る...花束
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花束