タグ「コラボ」のついた投稿作品一覧(64)
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老人の願い乗せ 飛ぶ鳥を
少年の銃弾が 撃ち抜いて
青空 真っ赤な羽が隠した
父親は 片道の旅に出る
幼子は その帰り待っている
乾いた大地に 落ちた十字架(ロザリオ)
同じ理想(ゆめ)描きながら 人は
違う信仰(よりどころ)のため 互い傷つけ
明けない闇夜に 止まない雪が降り
あなたの骸(から...鐘
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眠りを知らない スクランブル交差点
四方八方から 寄せては返す人の波
逆らうこともできなくて 押されては
よろけて見つめる 青い靴
すれ違う他人(ひと)の 痛みには気づかずに
ぶつかった肩の 痛みばかり気になって
押し殺しても 隠れない苛立ちを 叫んでみるけど
僕のこころは すき間だらけで
恵みの雨...Tokyo Tumbleweed
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今日も 歩道に花が
咲いては また流れてく
昨日より低い空
見上げて 立ち止まる
ぽつり ぽつり と
耳もとで踊る しずくは
すぐに ひとり ふたり と
足もとでそっと 手を振って消える
水たまりには 揺らめくわたしの姿
笑ってみたら 明日は晴れるかな...しずく
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頬杖で 見上げる遠くの空
雨雲が こころを覆い尽くす
教科書は ひとが生まれることの
理由(わけ)までは 教えてはくれない
誰かが逝ってしまうそのたび
眺めているだけの風景(せかい)が
終わる日のことを 思い描いては 震えてる
生きる行為(こと)に しがみつくだけで
何ひとつ 解らぬまま
目覚...I (Don't) Wanna Die
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誰かのためじゃなくてもいい
君だけの歌をください
誰かの汗を 嘲笑(わら)うだけのひとが
勝手なこと 言ってるけど
君には そんな言葉よりもずっと
きれいな歌が 聴こえているはずでしょう
Don't get down 八方美人で
その笑顔 すりへらさないで
Don't shut up 君の想いな...君だけの歌をください
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のぼる月が照らす影に 導かれて歩いた
立ち止まれば 聴こえるのは 咽ぶような波音
喪失感(かなしみ)は あらわれることもないまま募って
時間(とき)は流れ流れ 誰もが皆
忘れてゆく 何もかもを
遠い空の下を濡らす雨も
目を閉じれば止んでしまう まだ降ってるのに
きみがいないこの世界に 慣れて...Another Dimension -どこにいても-
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ずっと望んでたはずの 果実を目の前にして
高鳴りより 戸惑いを止められないのは なぜ
こうなるのは最初から 決まっていたのよ きっと
もうそろそろ ネクタイをほどいてみせてよ ほら
I wanna kiss you, babe 吐息の糸からめても
抱きしめたなら すべて読まれてしまうのかな
D...Only by a Kiss?
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扉の向こう側の 煽情的芸術(センセーショナル・アート)
見なければいい ただそれだけなのに
自分がイヤなものは 誰もがイヤなはずと
決めつけては その存在(すがた)を消したがる
ねえ 想像してごらんよ
ひとの心まで 均質化された時代
So ゾッとする そんな清潔(キレイ)な世界は
いったい誰のためな...A Sterile World
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渋滞につかまって 閉じ込められている交差点
指先でハンドルを いくら叩いたって進まない
いつまでも変わらない信号の向こうに 見慣れた彼女の姿
隣にいるのは僕じゃないよね とびきりの笑顔はどうしてなの
あるのかもわからない才能を 見せつけようとして
今日もまた空回り 拭かれた尻を蹴り上げられる
ヘタを...For Myself
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冷たくざわめく街角で モノクロの太陽を見上げてる
泣くのも忘れたきょうの君は 今どこへ向かおうとしているの
ひとりきりでも 求める場所 見失わずにいて
誰かの轍 なぞるだけじゃ きっとたどり着けないから
To be Yourself 涙浮かべた瞳 閉じたりせずに
君が君のままであるため できるこ...Be Yourself
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いくつの夜を 越えてもまだ
変わらない日々を 今日もうたう
振りまく笑顔の裏側に
ため息隠して そっとドアを閉める
港から街へ続く坂道は 樹々の色に似た石畳
足もとで眠る 枯れ葉眺めては
今ここにいない あなた想いながら 目を閉じる
あしたになれば また同じ
ひとりきりで目覚める 朝が来る
あ...Folhas Secas
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壊れそうなほど 近くにあったもの
気づくこともないまま ひとりきりになって
何も口に出さなくても きっと伝わるはずと
思い込んだ代償を 今も抱え歩いてる
近すぎて それぞれに見失ったもの
十年経っても つかめないままで
この瞳閉じたなら 見つかるだろうか
互い描いた未来(あした)が
触れるこ...千年愛
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そぼ降る雨の街角に 三々五々の人の群れ
今週もまた 歩道を埋めてゆく
「いのちを守れ」口々に 叫ぶヤツらのその目には
今そこにある 生命(いのち)の危機は映らない
所詮キミらが 守りたいのは
土壌次第で色を変えてく ちっちゃな自尊心でしょ
Bye-bye, baby 移り気レボリューション
吹く...移り気レボリューション
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夜と朝のすき間を ためらわずまっすぐに
白い羽を広げて ミネルバの使いは飛ぶよ
Complication 世の中ってもっと シンプルと思ってた
だけど何かを知ろうとするたび 余計なものが増えてゆく
Frustration 片付けてばかりで 何も進まないまま
視界の隅に積もった埃で 未来(あす)は...Minerva's Owl (ver.2012)
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欠けた夜空の隅から 静かに
月がのぼるよ 半分だけの月が
ひとりぼっちの あなたとわたしが
見上げているのが 同じ光ならいいな
今すぐに あの淡い輝きに揺られて
あなたの空へと 飛んでゆきたいの
真夜中すぎの空 いちばん高くから
あなたをそっと 包み込みたいの
赤から黄色 そして銀色
下弦の月は...弦月
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ひらり ひらり 羽は揺れる 誰かの想いのせ
きみと僕の左胸を 静かに彩って
何も変わらないように 呼吸するこの町にも
今夜も膝をかかえて 眠ってるひとがいるよ
ひとり震える 細い肩が見えるなら
そっと包んで あたためてあげましょう
そより そより 風に揺れる 誰かの優しさは
巡りめぐり また...ひらり ひらり
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何もかも消え失せた町と 空っぽのわたしに雪が降る
あの日を忘れたかのように 凪いだままの海
堆く積もった絶望 その中に希望を探すのは
ひとりじゃできないから 手を貸してほしいだけ
なのに 見えない何かを 疑い恐れて
すべてを 拒絶するのはなぜなの
瓦礫の中に消えた 想いをつないで
もう一度 未来...瓦礫の海
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日めくりのカレンダー ぼんやり眺め
ため息をついても 過ぎた時間(とき)は戻らないの
タラレバの盛り合わせ そんなメニューを
いくら口にしても こころは満たされないもの!
振り向かなきゃ見えないものに
どれほどの意味があるの?
たとえ未来(あした)が 見えなくても構わない
限りある現在(いま)を...Platinum Hearts
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去年よりも 少し高く感じる空
見上げ ひとり歩いてる
立てたコートの襟 巻いて走る風が
冬の扉を叩く
つないだ手のぬくもりに 甘えていただけの私は
あなたの夢 気づかずにいた
木枯らしが吹く街に 背を向け旅立ったあなた
振り返ることのない まっすぐな後ろ姿
ひらり 振った右手で 描いたサヨナラ...木枯らしが吹く前に
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Today, somebody's gonna be Wannabe
ただ夢を見るだけの
I don't wanna be only Wannabe
日々はもういらない
自分とは違うひとを眺めては「ああなりたい」と
今日もまた 羨んでいるだけ
誰からも尊敬される 理想的人物になる
そのための...Gonna Be Wannabe
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「どうするつもり?」
柔らかく沈むベッドの隅で 戸惑うわたしを
「どうしようかな?」
イタズラな笑顔浮かべたままで 抱き寄せるあなた
Ah 明けない夜の向こう Ah あなたが見つめる
So 舐め回すなら その瞳じゃなくて
…わかるでしょ?
もうダメ これ以上わたしを 置き去りになんかしないで
ひ...Don't Tease Anymore...
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薄暗いステージ わたしはひとり
傷だらけのギター そっと抱えて
届くあてのない詩(うた)を紡ぐ
子供のように無垢な笑顔で 生きてくあなたを
きっと許してあげられるのは わたしだけでしょう
茜に染まる 遠くの空の下を往く
あなたの背中を想い 今日もひとり歌うよ
切れて跳ねた弦 掠めた指の
先に滲む...Porto da Vida
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まばたきするほんの一瞬で 目に見えるものは全て変わるのに
あなたはいつでも 色あせた壁を向いて
せわしなく右手動かしてばかり
代わり映えのしない毎日に あれこれ不満を並べてるくせに
そこから抜け出すブレイクスルーを
見つけようとさえせずに フテ寝してばかり
自分で探さなきゃ つかめるわけないでしょう...Ace In The Hole
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ありのままのコトバ 誰のためでもなく
紡いでいられたら それだけでいいのに
あんな人 こんな人 明るい未来を
叫ぶけれど すべては遠い世界の話で
あれこれと打ち込んだ 名前なき詞(うた)は
値札つけるほど 上等なものじゃないから
1回2回 食事に行けば
なくなるような 小銭のために
たやすく我が...漂流リリシスト
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Ah わたし濡らす
Ah 雨はきみが 眠るその場所にも
降っているのでしょう
きみとした指切りの 頼りないぬくもりは
今もまだ かすかに残ってる
50年後も わたしはひとりで探すでしょう
あの日 きみを連れて消え失せた約束を
...Vanished Promise
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果てしなく伸びる樹の下 広がった枝を見上げて
甘い果実(み)が落ちてくるのを
口を開け 待っているだけ
くだらない噂 真に受けて 唾を吐きまくるドンキホーテ
笑われてるってことも知らないで 醜い裸(すがた)を晒す
振り回してるナイフは いつかすっぽ抜けて
その胸に刺さるだけなのに
こころ許しあった...Silly Bump!!
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煤けた羽ひろげた天使が 今日もどこかで嗤(わら)う
ただ儚く消えゆく生命(いのち)を じっと見下ろしながら
跪いたまま 見上げる空
あなたを連れ去る飛行機雲
永遠に変わらないと思っていた日々を
何も言わずに引き裂いた
吹き消されるべき蝋燭なら
いくらでも 他にあったはずなのに どうして
それが ...天使も聖者もこの街にはいない
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守りたいものは この胸の中にある
静かに眠る そのかすかな鼓動 抱きしめ…
誰のために 私は生きているのだろう?
迷いがこの身を 孤独の海へと沈めていく
何のために 私は死んでいくのだろう?
求めるほどその理由(わけ)は 掌からこぼれ落ちて
(I wanna save somebody, eve...Tear The Fear
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僕は元気です 僕はここにいます
穏やかな春の 陽射しに抱かれながら
二人で見てた 一目千本桜
川面に吹く風 どこまでも優しくて
僕らの時間(とき)を 約束してくれてた
あの日揺れてた 桜のように
今の僕は 今の君は 咲き誇れているかな?
タンデムで走った 松島の海沿い
踊る風を 浴びて二人 何も...I'm Here
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銀色の舞台の上で ひそやかに踊る
彼女はとても儚げな 人形のようで
とても遠いその場所から 深く澄んだ瞳(め)で
まだ幼かったわたしを そっと手招いた
彼女が見上げてる 視線の先の風景を
同じ場所に立って 眺めてみたいと思ったの
彼女みたいになりたいと 心の底から願って
遠くの空に向かい この手...エレーナになれなくて