あまから おかき

やさしく注ぐ陽のうちがわで
どこへでも行けそうだねって　笑った
色づき想う日々はきっと
揺らいでいて　矛盾へと咲きのぼった
くちなしに似せた香りが　視界を隔てる
地面を枯らさない顔　ガラス越しにかざす掌も　ずっと心のどこかで
君が独りぼっちで　凪うばって
流星よ　はなやぐ世界から
こんな夜の走馬灯　...

目を閉ざさないで　視界滲んで
花野風をよび　星月夜あおぐ
青の明かりも　葉枯れ落ちそうで
ずっと名前に気付かない　僕はどうする
狭い宇宙で　ソラを奏で　君のそばで　白に染まり変わり果てていく世界から
風が舞って　もうどれだけ君は待っていて　もうすべて露が降りてしまって
心で溶けだした　儚い笑顔
未完...

汗ばむ夕の帰路　空で持ってる桃
逃げていく入道雲　君を追いかけた
砕け散った氷の　クリスタルのような
純粋さが鈍く　頭をついてくる
「例えば僕はこうなんだ」 君のか細い　声にすがってる
目で捉えたら　消えていく　夏に溶けた君の香り
夕涼み　風微かに　瞳閉じればほら
懐かしさと同じように　君を見つけ出...

味気ないね　偽りだけで固められた　あたし
壊してしまえればいいのに　闇雲に生きれたら　こんなにも悲しくないわ
白と黒を着て　髪をとかして爪を隠して
群れる羊達の声　渦巻いた言霊が　紐解ける度　ドロドロになる
曖昧宵　一人で包まって　アンダーグラウンドで煌めいて
繰り返されるダンスで今日も眠りたい
今...

頬撫でてる　花盛る
雨は止んで　白へ吹いている
夏と冬で　逆になっていく
私いつも迷っている
今でも過去を刻む時計の変わりが欲しいよ
ずっと　ずっと　言葉にできない君のいた空
季節　めぐって　めぐって　どうしようもないよまだ
君へとつながる色は
蒼く　蒼く　風を食って空へ舞った　遠くへ行かないでよ　...