汗ばむ夕の帰路 空で持ってる桃

逃げていく入道雲 君を追いかけた

砕け散った氷の クリスタルのような

純粋さが鈍く 頭をついてくる

「例えば僕はこうなんだ」 君のか細い 声にすがってる
目で捉えたら 消えていく 夏に溶けた君の香り

夕涼み 風微かに 瞳閉じればほら
懐かしさと同じように 君を見つけ出せるよ 
ハラリヒラ 静かに 揺れる風鈴
夜空に散った 夏のまばたき

騒めいた白い午後 空は高くなる

菩提樹の向こう側で 固まってる赤いおでこ

「例えば君はこう言った」私の夢を なぞる言葉で
目で捉えても 呼んでいる 祭りに溶けた君の影

夏の宵 風薫って やませ頬をかすめて
懐かしさと同じように 君をつかみ損ねる
カラリコロ 密かに 触れ合う浴衣
手持ちの金魚 揺れる灯篭
ハラリハラヒラ 震えている小指 
カラリコロカラ 君の横顔

団扇持ち並んで ラムネを流し込み
高鳴る鼓動 寄り添い喧騒に紛れこむ
ハラリヒラ 近くに 感じる君よ
夜空に散った 夏のまぼろし

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

夏のまばたき/歌詞データ

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投稿日:2021/07/21 03:18:10

文字数:442文字

カテゴリ:歌詞

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