青型

星の海に揺られて
夢見心地
うたたねはゾウの背中
傍にいたはずなのに
心だけが
星と星ほど離れてる
夜には窓に沿って
瞳を閉じたら
優しい星空広がる
君に内緒でも...

赤く夕陽は落ちて　屋上　響くチャイム
残響　すべて消えていく前触れ
すれ違いばかりで何故か離れて行くけど
どんな言葉なら届くかな
大切なものが出来たよ
守るだけの力も手に入れた
絶望満ちた地図を捨てて
切り開くための旅路を描く
世界が無邪気に崩れても
笑顔を失う夜が来ても...

粗雑な人ゴミ
紛れて眠る
冴えない孤独が
肩を叩く
どこで息をしているの？
色のない街で
君と僕は迷子
今日も街に一人　
押し流されて
君の笑う声の　...

ヤダヤダ　
ありきたりなこんな個性で
生きてくなんてまっぴらごめん
諦めを諦めて
駆け込んだ　
ゴミ置き場
なんにもなしに　平凡に
死ぬなんてイヤだから
天才（だれか）のゴミに　しがみつき
サイノウをリサイクリング...

≪A≫
かざす掌に　
夕焼けが溶け出して
何をしていたか　
忘れてしまったんだ
≪B≫
街は密かに
季節　捨て置き駆ける
≪C≫
ホームに滑り込んだ...

たとえば　
この手を伸ばしても
瞼の青　
君は夢中
転がる星　
拾い集めて
ばら　ばら　
じゃあ
並んで二人は
朝焼けの終わり...

画面の中には　ヒトリの勇者
お願い　負けないで　負けないで　
繰り返し　祈るだけだった
点滅する画面　≪ゲームオーバーです≫
投げ出すコントローラー
世界が少しずつ　僕を取り囲んで
責めてるような気がして逃げた
走り出し　加速して　
カベ出現　ブチ当たり
途方に暮れ...

始まる　触れ合う
紐解く　ロジカル
レンズ越し　見え始めてる
希望的未来観
秘密裏の　方程式で
気持ちを明かしてよ
ストレートに好きだよなんて　伝えられなくて
意気地無しが　純情気取り数字並べ出す
揺れる二人の恋模様は　
神様には予測不可で...

いつか、が簡単に
今日になって
優しく手を　
切り裂いて
さっさとお葬式を済ませよう
テーブルクロスに　
ワインをそそごう
きみはもういない
僕の爪で殺された
ぼくももういない...

今になれば　恋か違うかわからずに
ぼろぼろの糸を切るだけだった
海の中に　投げ捨てた思いは砂礫
瞳をこする暇もないんだろうよ
紡いだ歌を　何度もなぞって
それから　その首を絞めた
きみは拙い　それでも歩ける
棄ててく　優しさがないだけだ
残酷さが銃なら　強く引き金を
記憶を撃ち殺して...

すねに触れて　ほつれた言葉と
戯れる　三時の夜宵　あなたになる
頬に擦れて　先からこぼれて
砂に残る　冷たさを知っている
ぼくを呼んだ　確かな記憶も
今はさらわれて　砂の足跡
きえない音　色が声になる
あなたの腕が　骨になる...

すっかり　陽が暮れてきた
ころあい　見計らって　飛び出す
ちっちゃな　きみの頭を
やさしく　撫でてあげよ　おきまり
陽気なうたが　るららららって
響いてるうちが　まだしあわせ
月がまぶしいひは　深海であそぼう
騒ぎ声　ワンピースをぬらして
息ができなくなる　その時までずっと
傍にいるよ　見届けてあげ...