タグ「捏造」のついた投稿作品一覧(6)
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レンファンドの笑顔に怯んだかのようにカムイは一瞬言い淀んだ。
が、すぐに決心したように面をあげると口を開いた。
「貴殿のお察しの通り、私は両親の死んだあの火事は事故ではない。とは言っても、完全に計画的だった訳でもないんですがね――」
死んでしまえば良い。
両親による養子縁組の計画を立ち聞い...アスモデウス卿の好奇-3
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混乱の渦に飲まれた会場に僅かばかり後ろ髪を引かれる思いをしながら、レンファンドは屋敷から駆け出すと待たせていた馬車にヒラリと飛び乗った。
彼の遣い魔が扮した御者が馬にピシリと鞭を打つと、嘶きと共に一定のリズムの振動が馬車全体に伝わる。
馬車に据え付けられた柔らかなソファーに身を沈めると、レンフ...アスモデウス卿の好奇-2
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ATTENTION
これは悪ノPオリジナル楽曲「ヴェノマニア公の狂気」の捏造小説です。
歌詞に沿って物語をつけさせていただいた前作「ヴェノマニア公の狂気」とは違い、100%私璃蝶のオリジナルです。
・ヴェノマニア公(神威がくぽ)の少年期がメイン
・主役はアスモデイア卿こと鏡音レン
・全て捏造過去
・...アスモデウス卿の好奇―1
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どれ程走っただろうか、屋敷が見えくなった辺りでグミナはふらつく足を止めた。
共に屋敷を出た女達は皆思い思いの方向へ散って行った。愛しい人達の元へと帰っていったのだろう。
「くっ…」
グミナは頭を押さえて路地裏に座り込んだ。
先程から頭が割れるように痛い。
もうすぐ家に着くのに…
肩で息...ヴェノマニア公の狂気ー3
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「あら、公爵様、お顔の色が優れないようだけど、どうなさったの?」
廊下で女に見咎められ、ヴェノマニアは内心ため息をつく。
「何でもない。少し…寝苦しかっただけだ。」
適当に答えると女はクスクスと笑う。
「お可哀想。私なら夜も気持ちよく眠らせて差し上げられますのに。」
そう言って頬に啄むよ...ヴェノマニア公の狂気ー2
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ATTENTION
※これは悪ノPことmothyさんの新曲「ヴェノマニア公の狂気」に魅了されてしまった作者による突発捏造小説です。
捏造の上に原曲の素晴らしい雰囲気を損なってしまっています。
原曲未視聴の方、「捏造なんて許せない!」という原曲ファンの方は読まない方が良いかもです。
「何が来ても大丈夫...ヴェノマニア公の狂気ー1