作品一覧
その他
オンガク
テキスト34
カテゴリ選択
表示順
鐘よ、どうか鳴らないで。 時よ、どうか止まって。 刻限が告げられるのは、未だ先のこと―。 せめてその時までは、夢を見させて。永遠に続く夢を、どうか、―。 握った短刀の柄に汗が滑る。初めて見る華やかな舞踏会に、そしてマザーから授かった使命を思って、心臓が大きく波打つのが分かりそれで漸く自分が緊張してい...
鐘が鳴る