シャル坊の投稿作品一覧

こぼれ落ちる空から雪
ソーダ色に染まってゆく街
いつのまにか過ぎゆく日々
キミに逢えることはないのに
夢の中でまた もつれて
記憶 たどるけど
何を探すかも知らずに
遥か彷徨いを永遠に続けるよ
声がほら、聞こえる
夜はただ、流れる...

雪が降るこの街は妙に静かなんだ
夜が深まってゆく
過ぎ去っていった今年の日々を思い返す
記憶たどって
笑いあったこともあるし
泣き出したことも
いつか実を結ぶ時が来るさ
Sail away!
君がそっと目を閉じた海辺で
ずっと流れる潮騒...

公園の片隅で踊りだすシロツメクサが葉の雫を弾いた
風が吹きこの街も次第に色を変えてゆく
子どもたちが笑っている
キミがもし気付いたら
私のこの願いは消えるの？
でもすぐに
ぱぱらぱっぱっぱぱらと鳴り響く
むかし聴いたメロディー
いつも誰とどこにいても
緩やかに時を巻き戻してしまう...

ひび割れてゆく光が破片を撒き散らしながら
流れる街の時間は ただ緩やかに
朽ち果ててゆく 崩れ堕ちてゆく
私に背を向けて
風の匂いが降り注ぐような
夏の午後です
木洩れ陽の隙間から聞こえてきた遠くの蝉時雨が
映画の場面を切り取ってみたようで
涙など乾きます
今はサニーサイドのテラスに座り...

出逢ってから二年の時が流れて
今年も海に着いたのに
二人で行った想い出を忘れるなんて
ひどすぎるよ
潮風が強くて髪が乱れて
あなたはきっと知らんぷりで
風上に立って手をかざし
遠くの島を眺めるだけさ
人は誰もが皆
強いわけじゃなくて...

潮風そよいで海辺が虹色に染まるよ
子どもじみた微笑みで髪をかきあげるキミ
失われた記憶を呼び醒ましてくれる
マロニエの花が咲く頃
約束した言葉を
いつも心に留めたいけど
覚束ない僕なのさ
波の音が二人を包む夏空
可笑しいことや悲しいことを
想い出に変えていく...

星たちが照らす道
夜空見上げて散歩
雨上がり
靄がでて
雫こぼれる音
優しい風が
そよぎだすと
見晴らしが
鮮やかに
揺れて煌めくパノラマ...

夕焼け
燃える
街のアスファルト
靴音鳴らして
刻むビートは
なぜか切なくて
寂しい
ネオンが
灯り
家路につく人...

目覚ましが鳴っている
今日も遅刻だ
朝、時間も無いし
ヨーグルトだけ飲み干し
ドア叩きつけ
駅に向かい走り続けた
なんでいつも朝寝坊してしまうの？
ゲームとかスマホとか
いろいろあるけど
夜、眠れないのは...

市役所前から
河原町を下り
雨に濡れながら
朝日会館を過ぎて
三条の手前で
信号を待つ私
LOFTを横目に
BALの丸善で
ふと想い出した
檸檬をここに置いて...

この想いが目醒める
何もかもが新たに
キミは何を畏れるの
物怖じしてちゃ
見つけられないよ
総てが今、生まれ変わる
季節が来たのさ
走る駆ける生きてゆく
躓いたって
立ち上がれるから...

追いかけてよ
私のこと
見つめているだけじゃなくて
いつかあの大きな青空の下で
私を受け止めて
過ちの果実が
もぎ取られたみたい
今
二人
違う道を歩みだす...

追いかけてよ
私のこと
見つめているだけじゃなくて
いつかあの大きな青空の下で
私を受け止めて
過ちの果実が
もぎ取られたみたい
今、二人違う道を歩みだす
旅立ちのその日に
別れを惜しむように...

窓から射し込む光の中
目蓋を擦りながら醒める
遠くで波の音が聞こえる
何時かな？（時間は）
まだ7時だね（アサダヨ）
ダルい雰囲気で
過ぎていくひととき
歯を磨いてトースト
いつも通りに
OKグーグル...

今、手を広げて
南風を掴もう
光る展望台
見上げているあなた

もしも明日
離ればなれでも
出逢う場所が
何処かにあるはずなの...