ブクマつながり

知らなくていい　見えなくていい
夢に溺れて　消えたパラノイア
嘘なんかじゃない　信じてんじゃない
割れた硝子は　戻らないの
知らない景色眺めて
空想のまま居られたら…なんて
モノクロになる世界に一つ　そっと　柘榴が滲む
憎らしい程　綺麗な肌に　ナイフを寄せて
本当だったら　夢じゃないなら
全てが叶う...

あなたが触れるだけで
私の理性は消える
夢見る暇すらないほど
あなたのことを…
求めてる 愛してる 感じてる
二人だけのルール
重ねてる 愛してる 数えてる
強く抱いて 忘れるくらいに
あなたの隣 奪えぬ恋
胸 唇も全て...

　あれこれあった上映会から帰ると、玄関の前に見覚えのある高級車が止まっていた。……神威さんが来てるのね。
　家の中に入ると、応接室の方からお父さんの機嫌の良さそうな声と、それに相槌を打っている神威さんの声が聞こえてきた。神威さんは、ルカ姉さんの婚約者。お見合いをしたのは二年前。話はあっという間にまと...

昨日までの記憶を 消し去りたくなって　
消しゴムを取り出して 消滅させるんだ
喜怒哀楽すべて 混じり込んでいる
消しカスをまとめて 床へ掃き捨てた
呆気なく崩された 積み上げた思いを
拾い集めるだなんて そんなの億劫だ
跡形もなく 消える記憶
黒く汚れた消しゴムの角 記憶の濃さを感じたんだ
最後僅か...

綺麗ごとばかり並べた
パズルにスリルなんてないわ
朝から夜まで計算して
肝心な時にビビッて
ホントのとこどう？本能
コストを超すとこでイイの
限界・臨界　ねぇ寝たい？
チラチラ見てもバレてるよ
カットして切り取ったシーン
葛藤ない過去なんてない...

　ミクが立てた「レンと巡音さんをくっつけよう大作戦」というのは、二人を同時にミクの家に呼び出して、話す機会を作ってあげよう、というものだった。
「そんなんでうまく行くのか？」
「絶対うまくいくわよ！」
　俺にはちっともうまくいくとは思えないんだが、協力を約束した手前、仕方が無い。
　というわけで、俺...

　その日の昼、ミクからメールが入った。「放課後ちょっと相談したいことがあるから、いつもの喫茶店に来てね」と書いてある。一緒に住んでいるんだから、わざわざ俺を呼び出さなくてもいいと思うんだが。
　ミクは俺の従姉だ。俺の両親は現在仕事で海外赴任中で、俺は父親の兄である、ミクの父のところに中三の時から預け...

　劇場で足をくじいてから一週間が過ぎて、また日曜日がやってきた。もともと予定の入っていなかった日だし、足もまだ痛むので、当初は自宅で大人しくしている予定だった。けれど、ミクちゃんから「うちに遊びに来ない？　一緒にホームシアターで映画でも見ましょう」とお誘いが来たので、出かけることにした。
「リン、出...

　次の日、普段どおりに登校したわたしは――車で送り迎えしてもらっているので、遅刻することはまずない。たとえ足を痛めていても――教室に入ると、自分の席についた。始業まではまだ時間がある。時間を潰そうと、わたしは持ってきた文庫本を広げた。
　そんなとき、後ろから声をかけてきた相手がいた。
「おはよう、巡...

【You】
music:rlboro
word:rlboro
欲望と快楽の鬩ぎ合って狂った世界で
息さえできず少し怖がりの天使
孤独と絶望が重り合って朽ち果てる世界は
飛ぶ事を忘れ争いと競い合いの堕天使
誰もが見失った　あなたさえも
声を枯らす世界　
この手と手を繋いだ幾許(いくばく)の鎖で...

あなたはいつだって笑顔を振りまいてる
僕に向けられてたそれも義務みたいなもんだろう
平凡過ぎるほど聴き易いその声は
左耳にあった鼓膜を悪戯に揺らしてた
あぁ　何故だろう
そこにあったはずの　香りも消えてく
二人だけの時間なんて来ないまま
期待して　裏切って　またあの夢の続きだ
届かない背中を追いかけ...

日のあたる窓辺で
君は小さく寝息を立ててる
長いまつげが
ひかりに透けてる
運命の糸なんて見えないから
代わりに
君の細い薬指
細い銀の指輪を
はめてみた
つなぎとめるには心もとない細い銀でも...

幕を開けるよジッパー
アンテナ張るのジッパー
口を閉じるのジッパー
おてて降ろすのジッパー
だっていいの
閉じても何も変わらないのなら
あれれこんなはずじゃなかったのになんで
ああタイミングって大事ってその通り
でもきっとこんなの誰も望んでないよ
「まあいいか」っていつかいつかと...