ブクマつながり
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託された花は
いつでも傍にいるの
偽りでも
心の傷を癒せたら
愛が届かなくても
言葉は消え入れずに
答えが見えない
遺す道は色づいて
重ねた想いはひとひらの
花に咲くメロディ...眠りゆく芽吹き
ヰ世界情緒
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揺らぐ瞳の奥深く
許されたわたしがいて
堪らず泣いてしまいそうになる
愛を、愛を。
ささめく絵空事だって
笑わずに聞いてくれたから
そうだね。生きるよ、明日も。
寧日の歓びと
陽の恵みに祝福を
悲しみは抱き締めるよ...ANGELIC
ヰ世界情緒
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わたしは眠る白
一人きりのこの箱庭の中は静か
鳥も鳴かず風も吹かず
ただ呼吸だけを繰り返す
きらいなこと数えていた
「どうして。なにもない?せかいは。」
堪え切れずに喉奥から
哀切のうたが流れた
旋律はひとりまたひとりと
感情を揺らし...そして白に還る
ヰ世界情緒
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嫌々、私の本心を
嘘で塗り固めないで
曖昧な態度 虚実の愛を
飲み込んで 夜の狭間へ
わがままに踊る心臓
愉快な心情 止まる赤信号
張り詰めた謎の緊張
悟る数秒の出来事、陰謀
ありふれた喜びや希望
忘れていた昔の絶望...生存
ヰ世界情緒
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どうかしてる
愛想ないセンテンス
ねぇ 貸して
きれいな細胞を
たった一度の皆勤賞
帰り道にどうか気をつけて
きっとあなたの人生が素敵なものでありますように!
告白の途中
飽きもせずに生きてクレイジー
その歴史に混ぜてよ...アンビバレント
ヰ世界情緒
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あの日二人
仄かな灯りに照らされていた
今も残るこの心に
譲れない想いが
「正しいこと」の本性は
意外にも煩わしい
(ほらまただ)
徹底的にやってくる
本当どっか行ってくれ
もう限界!...暮れなずむ約束
ヰ世界情緒
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理想セカイ 『私、こんな筈じゃ無い』って
美粧などいつか枯れるもの
昨日とは違うセカイに憧れてた
偽装だらけの言葉に何か壊れた
Lindo Lindo 憐れみ憂う
Lindo Lindo くだり滲む
Lindo Lindo 憐れみ憂う
Lindo Lindo 静かにキミの手を離す
セカイはキミ無し...キミ消失セカイ
ヰ世界情緒
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触れる右手 最期
残した振動は微かに伝わる
「これで終わり」だなんて
言われなくたって いいよもう
追憶と迷走 震えている
構わないで 何も言わないでって 意図を縫う
振り返った瞬間知った
愛を失った世界は
何処へ行ってしまったのだろう?
襲う凶悪と闘争本能!...刻印
ヰ世界情緒
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こわれるまでだきしめて
眠りにつくまで
水無月の雨すら
流しきれない
私のほほにこびりついた
深い碧色
はやくはやく手を綱いで
日暮れ前に瞳を見せて
人形遊ははじめてですか?
こわれるまでだきしめて...ラピスのお人形
ヰ世界情緒
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愛 mistake? 偏愛 不可知の世界
理解 旋律を前に
廃 escape? 迷言 無価値の中
世界 旋律の糧となれ
廃世界 閑散な夜が 可笑しな旋律に触れる
愛 世界 精巧な音の罠 まだ 貴方は気付かない
散々と踊りましょう 影が揺れる甘美な夜
さあ 全部忘れましょう 貴方は触れる 災厄をどうぞ...パンドラコール
ヰ世界情緒
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描いたあの日の空は
真っ青な海底のようで
狂おしい程に宝物になった
大事なものが溢れて
手のひらでは足りないの
あなたがまだ見ぬ光
届けたい
木漏れ日が踊るベンチ
綴られた文字を追って
美しい小鳥の囀りに...ARCADIA
ヰ世界情緒
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貴⽅の感情と私の⼼が繋がれるまでに
気が狂いそうな暗闇に何度も覆われた
だけど今繋がる数も徐々に増えつつあって
憎悪がこれまでにない「感謝」に変わっているんだよ
もはや⼀歩も踏み出せやしない⾟い環境下で
怯んだままじゃいられないからただ愛を歌ってる
ねえ、本当にありがとう今が⼀番楽しいよ
きっとこの...台風の眼
春猿火
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ゆらゆら歪んでいく 泡沫 霞んでいく
夢の灯火 理想の戦果
ゆらゆら歪んでいく 泡沫 沈んでいく
君の淘汰 理想の所為か
穿つ戦姫 災厄の日々が奪うのなら
死灰 戦場に朽ち果てる灯火
消えないで まだ消えないで 貴女よ
(壊して 繋いで)
夢の下へ 義体 精巧に錆び喰らうようだ
醒めないで まだ醒...泡沫
ヰ世界情緒
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「旧約汎化街(きゅうやくはんかがい)」
悠久の街 自我の濫觴(らんしょう)
創(きず)は深く節(ふし)を添える
明日の日を待つばかりに
戻る戻る 壊落(かいらく)を経て戻る
困窮の民 日を跨げば
胤(たね)を掘り返し右往左往
数は約二万四千
急ぐ急ぐ 慌て再迷(ふため)き急ぐ
芸術(アート)・微苦(...旧約汎化街 読み仮名アリ
柊マグネタイト
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愛想笑いが上手くなって
狡猾くなっていく
しがない末路を 踏み締め
確かめてるような
あなたがくれたのはあの小さな箱庭
触れたら 崩れ落ちそう
演じて 僕は演じて
深く臙脂の糸
唇 絡まる言葉
僕だけの色 画を 描くのさ...ジオラマドラマ
ヰ世界情緒
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震え続けた夜が明けるまで
プライドの所為で恐れた恥じらい
悔しがってた心の裏側で 一番したくなかった愛想笑い
分からない 分からないんだ
号泣したいのに泣けもしないんだ
かつて余裕だったお調子者は今となりゃ
僕にとってはもう理想だ
「あいつよりできるのに」
「あいつより輝くのに」
「あいつより強い...逆転
春猿火
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Eins Zwei
一つずつ 一つずつ消えた
Drei Vier
理不尽に 理不尽に歪んだ
Fünf Sechs
ただ君と ただ君と生きたい
Sieben Acht
何もかも 何もかも叶えるの
あまりにも暗い、暗いこの世界
冷たく光る水泡を眺めていた...深淵
ヰ世界情緒