タグ:ペテン師が笑う頃に
3件
これは、騙すアホと騙されるアホの滑稽な話
愛されたがりの、二人のダンス。
お互いをだまし合い、笑い続ける滑稽な話―――――――
「愛されていたのは――――
君じゃなくて、僕自身さ」
僕は嗤う。君が哀れで滑稽だから
ほら、君。
声の聞こえる方へ。
ひざまずいて?
空を拝んでなよ...もっと愛せ。
ヤイバ
「ねぇねぇ,ペテン師ってなぁに?」
『ペテン師?
嘘を吐く人のことだヨ』
「本当?」
『えェ』
「その言葉に嘘はない?」
『えェ
もちろン』
「そぉう
じゃあ,ペテン師と嘘吐きは,いこーるで結ばれるんだ』...ペテン師が笑う頃に ……最初題名を見たとき,某ゲームが出てきたのは自分だけなのだろうか…………
アリサ
「愛されていたのは君じゃないよ」
声がする。今日も、昨日も。
いつもいつも私に語りかけてくる。
「愛されていたのは君じゃなくて、僕自身さ」
声の聞こえる方へ身体を向けてもそこには錆びた鉄の色をした空しかなく、誰もいない。
誰なのか、本当は解ってる。自分と同じ姿をした、ただのペテン師。
でも、だからと...ペテン師が笑う頃に【個人解釈】
霜降り五葉