タグ:ライトノベル
5件
桜も終わり新緑芽吹く五月、というのは関東以南の暖かい地域ばかりで僕らの住む地域は五月に入ってようやく桜の見頃を迎える。入学式に吹雪なんてのも更にあるくらいだ。
というか、今年の僕がそうだった。
と言っても大して語るようなことは無い。ギャルゲーチックな運命的出会いもなければ漫画的奇人変人もない。...stripe
はとや
第二話【後編】
STAGE-1の「空」からはじまり、「海上」、「大平原」、「森」を経て、STAGE-5の舞台は「火山連峰」だ。終盤ステージということで敵の攻撃は苛烈さを増し、ある程度攻撃を予測していないとかいくぐることは困難になってくる。加えて火山の噴火によって画面にふりそそぐ火炎弾や...『シューターの憂鬱』第二話 “テツヤのふんばり”後編
しんせつ
第二話【前篇】
ゲームスタート。
テツヤの――チーフ・バイパーの、キャプテン・ラルフの名誉を守るための闘いがじまった。
「ヘッ、どんな無様なプレイしてくれるか、お手並み拝見と行こうか!」
背後の緑頭が挑発してくる。
「…………」
ラルフは黙して見守っている。
周りのギャラリーは...『シューターの憂鬱』第二話 “テツヤのふんばり”前編
しんせつ
【シューターの憂鬱】
第一話“再会”
人は見た目で判断しちゃいけない。
第一印象が悪いからってそいつのことを忌避するな。
とか、目上の人に良く言われる。わからないでもないし、きっと経験から出た言葉なのだろう。
その時代の不良の代名詞的アイテム、アイコンを一身にまとったようなめちゃくちゃな見た...『シューターの憂鬱』第一話“再会”
しんせつ
“プロローグ”
カップを傾け、コーヒーをくちに含むと、グァテマラ豆特有の赤ワインのような甘みが舌の上に広がった。
昼下がりの喫茶店。窓際のテーブルにひとり座る男は、湯気のあがるコーヒーをソーサーに置きながら、物思いにふけっている。
スカジャンを着た若い男だった。微笑む菩薩が刺しゅうされている。...シューターの憂鬱 プロローグ
しんせつ