タグ：夜桜

[S]
あぁ 乱れ咲く花よ
その輝き闇を射る
あぁ 散らば舞う風と共に
[A]
そっと隠した手の中には
夢うずき　ハラリ舞う
秘めた想い掴んで
[B]
風にざわめく　花びらの　叫びに...

眠らぬ月明かり
青く香る春の
清らにほころびて
今宵も花の咲く
儚さ 露のごとく
花びら 雪のごとく
移ろい こぼしながら
今宵も花の咲く
責めてもう一夜と
惜しむふりも無く...

『君と見た物』
君との分かれ道
思い出が消えない
このまま前に行けば
すべてが色あせる
一度君のことが好きになったのだから
忘れないあの時
手を繋いで君と見た
ひらひらひらりひらり
鮮やかに散る桜吹雪...

闇に生命（いのち）が散る
それを美しいと
さして目もくれずに
皆（みな）で祝う酒
誰もいないのか
何故あなた散ってゆく？
あなたがいないと
私一人ぼっち
春が来たからとて
願いの一つも叶わぬだろう...

夜風がざわめいて
僕は君と会った
あまりに華やかで
寂しそうだった
薄紅に色づく君の儚い顔
焦がれてく心が鼓動早めてく
今年もあの場所に咲く
君の馨りに導かれ
僕は会いに行くよ
短き命　一春の...

「夜舞蝶」
風が　過ぎ去ってく
まるで　彼のよう
いつも　私の前
どこか　消えていく
夜が来る
光る　夜桜舞い散ってく
どこまでも
飛べそう　で飛べない桜が
ひらひら散っていく...

海を見渡せる見晴らしの良い 小高い山の公園にある
九州は黒田藩所縁の 「 光雲神社 」 が鎮座されている
春の 日本桜名選に選ばれている 「 西公園 」 で
寒さに耐えながらも 志賀島と博多湾の夜景を背にして
「 夜桜 」 を愛でながら 心身共に疲れきった彼女と二人で
heartful energy...

風が吹き荒らすこの日
風に流され舞う桜
手には桜色の手紙
桜の芽ができたいつの日だったか
出会ったあの子
高鳴った胸
好きだという想い
一瞬にしてあふれ始めた
告げるために書いたんだ
伝わってほしいな...