タグ：無色透名祭Ⅱ

風が見えるほどの暑さ嫌になる
今日も新緑とホコリ香る部室
あの日のまま 駆け出した改札を通って登る
あの日のまま 置いてきた思い出を確かめている
もう叶わないから 今を生きることが僕らの正義
「今日まで何してきたの？」
見て見ぬフリしていた思い出が
あの日のまま 凍てつくような視線でさ確かめている
...

思い通らなきゃすぐ愚図る
我儘放題　言うこと聞かない
そりゃそうだよな　お子様だから
駄々っ子がデカくなっただけのオトナ（笑）
同じ大人なんて
ああ…　あれ？　あら！
ほら　ほら　ほら　ほら
まーた泣いたよ
まーた怒ったよ
あーだ　こーだ　また喚いてるよ...

街に出ればすれ違う名前も知らない人たち
それぞれに思い出とかあるのだろうと
そんなことを考えて歩く秋晴れの空には
青い色のキャンバスが拡がっていた
誰からも知られていない名前さえも透けた僕
評価は名前が全てだなんて嫉妬してみたり
他の誰かのことを仮想敵とみなして
戦い続けるのはきっと疲れるだけだ
「...

1A
創作の成功って色々あるし
万バズだとか例えばヒットチャートを
生むことだけが別に正解だとは思わないけど
世俗的観点からみたとき
明らかに目に見えて分かり易い
数で示せたらやっぱりそれが一番いいよな
1S
僕にしか出せない色で
いつかのタイムラインを...

確かに感性に 触れたのに諦めて
似合わないかなと 着もしないで 秘めて
今 着たいものを着ないで 返還して
「いつか 着れたらいい」に 変換して
そのいつかが来る頃 きっと
旬は終わっているの
変身願望未満の
「変わりたい」は 芽吹いているのに
鍵を握ったまま 扉を眺めている
色洒落て 色戯れて 色...

《彼方の宇宙からテレパスしてます！希代の技術をプロバイド！》
《聴こえてましたらお返事ください！スペシャルをプレゼントします！》
――なんとオカルトなユーモアか。
むしろシニカルに構えて幻聴相手に優位に立って返事してみた
（置き配ならどうぞ）
家に帰るやいなや　ウソみたいなスペクタクル
窓を割ってブ...

君と僕らしい
別れの無言劇でした
ざわめく客席と
袖幕が開いたままのソワレ
何げない瑕疵
ひとつも許せなくなった
気怠い探り手が
昨日と今日の数字を千切る
雨は嫌い　窓に嵐のシルエット　
花びら　どこか散ってしまったでしょう...

-かげふみ-
（歌愛ユキ）
今、きみは笑ったの？
その顔は見えない　暗がり
いつもの部屋のいつもの場所には
月の光と　揺らめく影
影踏み遊びの子供たち
今度は誰の影を追いかけるの？
さあ　早く
鬼さんこちら...

幸せに似た悲しい言葉
明日にはもう、解けてゆく
柔らかなその温もりだけが
僕をまた、笑わせる
きっと…、いつか逢えるかな？
また、君と会いたいな
まだ僕は、一緒にいたいけどさ
それは叶わない
哀しみ似た希望の言葉
今日の空へと繰り返す...

独りで泣いたって　ずっと動けなくて　
ここで叫ぶだけ
溢れ返る　欲望のジャンクション
正義の順番
守りながら進む
今日も生まれ変わる
ゴミ箱捨てるように
これが環状線だって
わかっても前ならえで
ココロは使い捨てのオモチャ？　見えていますか？...

穏やかな情熱が闇の中で夢を見てる
箱の中希望が今か今かと急かしてくる
憧れはもう消えないし
無謀な未来とか話してみたい
もっと謳歌したい
1000年じゃ足りなくても2000年ならどう？
「たかが」だって僕なら言える
一番内側で見ようね　触れた心の素顔
最重要は君らしくいられること　つまりここで
闇鍋...