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生きている価値なんて僕にはあるのかな
自らを傷つける僕なんかに生きている価値はあるの?
それとも自ら命を絶つしかないの?
僕は聞いている。
家族に 自分に 友達に 世界に
返答は返ってこなかった
やっぱり生きている価値はないのかな...聞く。
樟葉陽漣
星が見えるよ
瞬いてる 命燃やしながら
月が見えるよ
真っ白い優しい微笑のよう
夜の闇なんて怖くない
ゆっくりと時間流してくれる
ただ傍らに誰かがいない
夜の闇なんて怖くない
夜の孤独のほうが怖いよ
独りにしないで 眠らないで...(non title)
五月野 鵺
夕方の5時
日は傾き空はすでに暗くなり始めている
大きく伸びをすると
隣にいた君が目を擦る
そっと頬に触れてみると
驚くほど綺麗なその瞳でぼくを捉えた君は
これまた驚くほどの可愛い笑顔をしたんだ
原っぱに寝ころんだまま胸一杯に広がる安らぎ
言葉にしなくても伝わる想いをたくさん感じる
君を待つためにサ...君待ちサイレン
One-TrickPony
この信号を右に曲がれば
コロンって名前の花屋があって
俺はその店の店主なんだ
暖かい日の光に守られて
たくさんの笑顔にあふれてる
この信号を右を曲がれば
・・・本当はただの一軒家
花屋でもなんでもない
お嬢様な君には
土木作業員だとは名乗れない...花のない花屋
One-TrickPony
君の後姿が ふと見えた
眩しい位に 輝いて見える君
好きだけど伝えられない この気持ちは止まらない
――おねがい!
君の笑顔は素敵だから いつも笑っていてよ
怒ったりなんてしないで ずっと笑っていてほしい
大好きなんだよ君が この気持ち伝えたいけど
やっぱり恥ずかしいよ だから、少し…待っててね
...らぶ☆すまいる
莱奈
切り取られた風景に
いつかの青さを重ねて
少し頬の色が鮮やかになる
そんな小さな時空旅行
そんな押入れの隅っこ
無邪気に笑った顔に
隣りでは泣きわめく顔
懐かしい景色が思い浮かぶ
そんな些細な記憶飛行
そんな押入れの端っこ...フォトアルバム
立秋@コトノハルカナ
気付いてる?
鳥はいつものように歌を歌って
葉はいつものように身を揺らして
陽はいつものように青を灯して
風はいつものように色を運んで
有り触れた日常を有り触れたものにしてくれてること
私たちの今という時間を無限と感じさせてくれていることを
気付いてる?
街はいつものように空を隠して
声はいつものよ...今に贈る詩
立秋@コトノハルカナ
月は砂に怯え 空は色を失い
深く暗き森の
風は囁く いつかの緑を
かげりのない楽園よ
今は亡き栄華と命を
道を埋めてゆく 朽ち果てた亡骸
丘を往く人よ
水は嘆いた 穢れた大地を
失うのか目の光
大気はわが身を蝕む...絶望と希望の狭間で
五月野 鵺
空の色って不思議
空の色は青
青は悲しい色なのに
どうしてこんなに心が晴れるの?
そしてその色を映す海は
どうして母なる海って呼ばれるの?
青なんて嫌い
悲しい色だから
深ければ深いほど
悲しい色だから...青
五月野 鵺
確かなリズムを教えてくれる
鉄鎖の笑い声 反復する二つだけを耳に楽しむ
誰も居ない公園の 奇妙なうねりはノスタルジック
何だかひどく気恥ずかしくて 遠い心に力を寄せる
陽気に家出した靴はやがて引き返して玄関の戸をゆっくり叩くだろう
存在しないはずの温度を感じたならそれが全て
ビブラートの利いた鼻歌で...[即興詩]【アットホーム・アットボイス】
七星
こころに虫がはさまってる
ことばがうまく通らない
唄うわたしが揺れている
こころの虫がさわいでる
「いたい いたい はなして はなして」
こころの虫があばれるたびに
わたしのことばが途切れてく
羽ばたきのような音がして
ときどきつらくなる
こころの虫が騒いでる...[即興詩]【ばぐずらぶ】
七星
商店街の八百屋の横道 深く深く落ちた太陽の亡骸を裂いて走れ
勝手口を右に折れた先の電柱を足がかりにして
飯田さんちとお肉屋さんを隔てる塀を道なりに
越野さんちの平屋の屋根を対角線に
この前できた斜めのマンションを横切って直進
今宵再び開かれる
世界と社会の隙間に埋まった命
つまみは持参 主賓への土産...[即興詩]【アウトサイダー集会所】
七星
オールグリーン
隣の芝生
嫉妬が振るう土埃
灯されたシグナル
並んだラインから駆け出す
つつましいコーラスパートを撫でてゆく
色彩を補うようにたおやかに たおやかに
その辛味があればこそ 輝く味のひとひら
この世すべて染まって
オールグリーン...[即興詩]【ネギ】
七星
おはようございます
きっと 殻にそそがれる液体を流動させる
あなたの誘い出すようなしぐさの一つだけで十分
わたしは唄になる
ElectricPeople たとえあなたが元気をなくしていても
大丈夫 わたしは与えてあげる
唄は元気になれる
ElectricPeople たとえわたしが電気をなくしていて...[即興詩]【でんげん-Electric People-】
七星
見えぬ月に 想いを寄せ
見えぬ星に 願いを馳せ
吹かぬ風に 祈りを乗せ
明ける事なき夜を 幾千と超えてきた
振り返れれないと知り
それでもと私は振り返る
後悔と絶望の足場は
意図も容易く崩れ去る
運命を決めるのは
いつだって私のキモチ...夜空
ろぅえる
【逢えたらいいね】
青い空と入道雲
熱い太陽に照らされて
今年も夏が来た
熱い風が君の訪れを教えてくれる
【太陽と向日葵】
向日葵と一緒に太陽を見上げる私
向日葵と反対に地面を見る君
でも 私と君は見詰め合う
熱い空気に熱い体温が伝わる...夏が来る
ろぅえる
あの夏
向日葵の咲く
あの丘
僕と君が出会った
一人の少女
気高く
儚い
一人の少女
僕と君の一つの誓
少女を守る僕の誓...向日葵と少女
ろぅえる
離れた手
掴めなかった
ただ落ちてゆく 君の手を
見続ける事もできなくて
目を 背けた
何かが潰れる音だけが聞こえた
還らない君
もう 誰の目にも君は映らない
君はいない もう 何処にも
人々が行き交う中...底へ
ろぅえる
君の手を引いて歩もう
足元には暗黒 だけど
それでも
君は 僕と共に往く。と
言ってくれた
独りではないと
あなたの手を握りついてゆく
きっとこの道には安息など無いだろう
それでも
私は あなたと共に往く。と...愛しい人へ
五月野 鵺
伸びていく延びていく
白いノートからはみ出して逃げていく
尻尾をつかまえようとするが
空白があり
ぼくはその愛だを老いきれず さらに手を伸ばす
伸ばして
毛むくじゃらを捕らえた瞬間
頭から光を出して先に走っていったよ
黒い砂の間に背理こみ
波の打ち寄せる岩に物かり...線
未雨
草には草の花が咲く
木には木の花が咲く
人には人それぞれの花が咲く
あなたはどの花が好き??
あたしは人の花。
どれもきれいだから
選べないけどあたしは人の花が好きです……
あたしはまだ花を咲かしてないかも知んないから
がんばって咲かします
あたしの花を見てください。...咲く
未雨
それはもろくすぐ壊れてしまうもの
一人じゃできないもの
みんなの調和
ハーモニー
できそうになり気を抜くと
壊れてしまう
扱いが難しいもの
みんなの心がそろってできる……
そういうもの?
交響曲...交響曲
未雨
ねぇ…
ただ人愛すること
それは意外とカンタンじゃないんだよ
でもね
見つけてしまうと
嫌いになることはできないんだ
一緒に生きれない日がきったって
どうせ愛してしまうんだ
ねぇ…
もう嫌いになることなんてできないんだよ...ただ人を愛すること
未雨
優しくなれ、と人は謂う
他人(ひと)を認められる者になれ、と
優しさを心に誓った少年は
どんな人生(みち)を歩んだだろう
他人を認める
世界を愛する
出来得る限り どこまでも
可能な限り 際限なく
自らを「殺して」人を認め
自らを「捨てて」世界を愛した...イ憂
雀乃帷子