タグ：走馬灯

まん真夜中の習慣　一日分の検索履歴　ポチッと消去　あっ僕の今日が消滅
毎日昨日がリピート再生　無意味な日常の時間連鎖
だったなとそんな走馬灯　最期の僕を駆け抜けるかな
夜通し無駄足　目覚ましお出まし
頭ガンガンベッドにステイ　
あっ家出てく時間だわ　ヤバいわ遅刻は
四つ足走行　玄関ドアからこんにちわ...

《A1》
凍りついてた心を
ゆっくりと溶かしてくれたのは
危なっかしく揺らめいている
君だった…
何もかも諦めて
もういいんだって投げやりになった
暖かい吐息の魔法
かかるまで…
《B1》...

　ミライペダル
僕らの未来で待っている
最後に手に入るのは
まどろむ意識に溶けていく
小さな走馬灯だけ
とりとめのない日が　あちこち罠を張りめぐらせてる
絡まりつくそれを　振りほどくことが　大人というらしい
知らず知らず膝をついて
時を無駄にしてる
僕らのどこかに空いている...

忘れていたいよ 過ぎ去った君の表情なんて
不意に思い出したシーン
胸が疼き出すんだ
あの日から色が苦しくて
モノクロで壊れた物語
宛先書けないこの感情
行き場をなくし 僕のなか彷徨って
吐き出されない 言葉枯れてく
戻れない日々に 転がった心
月が泣いてる 情けないほど...

A1　君が泣いてから
　　どれくらい過ぎた
　　僕が消えてから
　　どれだけ笑った？
A2　足を失って
　　転がったままだ
　　地面が冷たくて
　　涙も凍るの
B1　『誰もが僕を手放していくから』
S1　気付いてよ　砂時計の底...

線路越えて次の信号までね
懐かしいなあの遊び
意地悪な顔で笑う君
そういえばあの時は勝てなかったなぁ
男の子なのにそう言われて泣いてたよ
今では優しく寄り添ってくれて
僕達なりの幸せを作ってる
不思議なぐらい落ち着くんだ
明日はどんな空だろう？
電話しながら歩かないでね...