DT

白い心に浮かぶ空
赤い過去に溶ける狂詩曲
青く澄んだ瞳の奥に映る影
黒の歪　浮かんでは消えていった
愛　哀　私　藍
虚心さを持つあの人は
滑稽さに気付かないままで
無垢な感情を押し付けて笑う先
罪の意識　押し殺しては泣いていた
愛　哀　私　藍...

綺麗な心のお姫様
嫉妬の渦に飲まれてく
楽しい思い出響いたら
たちまち素敵な舞踏会
手に手を取って
その身をあずけ
廻り廻る素敵なワルツ
胸に刺さったナイフを抜いて
真っ赤なリンゴを頬張って
虚ろな瞳で踊りあかせば...

ただにうち過ぐ　ときのいとつれなし
月の影に　また　つゆが袖に止む
などて彼は　此に有らざるやと
切ぬ言の葉は　声にならざりき
心苦し
そばむきてみれど
其には誰の　姿もなし
てづから伸べて
望みたれば
何時や彼へ　届きはべるや...

ずっと向こうに見えるは　憧れの島
宛にならない地図は　ラクガキだらけ
あっちに行ったら何があるんだろう
こっちに行っても何にもないかも
二進も三進もどうにもならないなら
深く潜ってみようか
目を瞑ってみたら
見えてくる未来も
耳を塞いでみたら
聞こえてくる希望も...

【A】L
車の中とか(10)
押入れとか(7)
タンスの奥の奥までも(12)
全部探したはずなのに(12)
【B】
ない！ない！ないよ！(7)
何処にもないんだ(8)
やっぱりアイツはウソツキだ！(13)
【C】...

【A】
「もうコレじゃ寒いかもしれないわ」
アナタの隣を歩きながら考える
吐く息に無い色が付きはじめ
その思いは日に日に増していくばかり
【B】
暖かさが足りないわ
これからもっと寒くなるのに
もう手も繋いでくれないの？
心まで冷ちゃうよ...

【Ａ】
所詮この世は無夢欝現
愛だの恋だのほざいてやがるが
そんなものなどありゃしない
目には見えぬモノなどを
何故に信じられようか
【Ｂ】
目に見えるモノですら
信じられない世の中で
【Ｃ】...