投稿作品37作品
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自由が欲しいだなんて
何が自由かも知らない癖に
知ろうともしない癖に
よく言うよな
あれが欲しい これがしたい
値踏みしながら値踏みをされる
何もいらない けど愛は欲しい
溢れるほどの温かい愛が
バキバキに割れた携帯に
「助けて」とそっと呟いた...憎愛
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S
ねぇ僕は誰なんだい?
教えてくれよ 教えてください
嘘の僕を暴いて
本当の僕で塞いでよ
A
浮き足立って宙を舞う
僕は操られたマリオネット
まだ会ったこともない君の
従順な僕さ...You are my name
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何度僕が変わろうとしたって
世界は変わりはしないんだ
それなら もうこんなこと
無駄じゃないか
だけど諦めることも出来ない弱い僕は
何にも気づけないまま
のみこまれる
当たり前じゃない自分に
酔って踊らされたマリオネット
行く宛も決まらぬまま...プラント
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鮮やかなモノクロに飾られた
一人ぼっちの世界は
美しい色を探しているんだ
自分以外の他の誰かを
時間が過ぎないとできない
「後悔」は
そのためだけにある
言葉みたいだ
そうやって自分の弱さを知って
また明日も頑張ろうって...モノクロ世界の住人へ
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蒸し暑いなと息を吐いた
水蒸気が舞う雨上がり
水曜日通るこの坂は
どうしてこうも長いのだろう
夕焼けが色づく水平線
緑が生い茂る線路脇
曇天に轟く入道雲
ただひたすらに流れていく
急かされて迎えた朝も
日が暮れてのんびりと進み出す...涙雨
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後悔が先立つだけで
上手く動かせない心と身体が
もっとこうすればいいのに
もっとそうすればよかったのにと
過去の自分に会って
教えてあげたいくらいだ
終点が見出せないのか
途中下車する場所がないのか
それでも会いたくてたまらないから
また言葉を吐く...Piled up snow
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青空へと 思いきり叫べ 終わらない夢を
埋め尽くすほどにある
僕の未来予想図
ページ一枚だけじゃ
足りない
欲張りのようだけど
考えてはいるんだ
最初から否定ばっか
しないで
笑われてもいいさ...夏が終わるその時に
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紫陽花
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昨日の夜眠りこけながら
描いた笑顔のどこかの誰は
朝、目が覚めると何故か
涙を流してそうで
いつの間にか言えなくなった
「嫌だ」の我侭は
頭のいい大人の僕が
檻の中に閉じ込めたみたいだ
首がなかなか縦にしか動かず
逃げ道の存在を忘れ...お子様専用心機関
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甘く愛おしい
思い出はなまあたたかい
儚く散っていかないよう大切に包みこみ
守っていくよ
ゆっくりと流れる
時はじれったく思え
今すぐにでもかけつけて強く抱きしめて
会いたいよ
嫌いなんて言い捨てたのは
嘘で...ティータイム
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僕がいなくなった後の世界でも
君が変わらず笑っていられるように
今は僕の精一杯をやろうと誓おう
そう、君が笑えるように
大好きだよ どんな君でも
少し意地っ張りで気遣いで
でも泣き虫で放っておけなくて
そんな君の笑う姿が
何よりも大好きと言えるから
ずっと変わらない...紅い糸
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あぁ バカみたい毎日笑って
楽しけりゃそれでいいやって
現実との違いもあやふやにして
高みの見物始める
指を指して 笑いものにする
こんなこともできないのかよ?って
全く笑い話もいいところだね
「分かってんだ」
「分かってないでしょ?」
「知ってんだ」...弱い自分イジメ
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覚えてますか?私が初めて
あなたを母と呼んだあの日を
そんなこと言う私も忘れたけど
あたたかい記憶は残ってますよ
愛する人に愛された毎日は
どれほど幸せだったでしょう
決して「出来た子」じゃなかったかもしれないけど
あなたに愛された日々は
心地よかった
手を伸ばせばいつも...特別な日の特別な言葉
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A
嫌った世界で願った明日は
平凡で
みんながみんな
自分だけの「ものさし」(もの)を持っている
B
測ったそれは
僕の中ではちっぽけな存在で
気にも留めるわけないんだ
僕にとってはただの「それ」だけ...ものさし
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大人になれば変わると
思っていた
目線も 心も
僕が子供のころに見た
大人たちの景色と変わらない
溢れる思いは多すぎて
だけど伝えたいことは同じで
ただこの手を握ってほしいんだ
誰か僕の声をきいておくれよ
届かないなんて言わないで...肩車
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答えが知りたくて
浮かせた前足なのに
すぐそこにある応えを前に
踏み出すのをやめようとする
流れる時に
置いてかれないように
必死にもがいた
つもりで終わった
昨日は夢で
もう今日がきた...夢で願った僕の声